新型コロナで対応追われる 医療現場、面会制限も

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 新型コロナウイルスの感染問題で、各地の病院では面会制限やせき込む患者へのマスクの着用を呼びかけるなど対応に追われている。感染症の専門医は「完全に局面が変わった」と警戒を呼びかけている。

 箕面市立病院(大阪府箕面市)では、大阪で麻疹(はしか)が多発した昨年冬に院内感染が起きた経験から、院内でせき込む人を見つけたらすぐにマスク着用を勧めるなど地道な「封じ込め」を徹底している。同病院の感染制御部副部長、四宮聡さん(40)は「和歌山のケースのようにいつどこで出てもおかしくない。かぜをこじらせたり肺炎で入院したりしている患者について新型肺炎の疑いがないか、改めて確認する必要があるかもしれない」と気を引き締める。

 別の医療機関では、▽熱やせきだけでなく鼻水や下痢の症状がある人の面会や見舞いを断る▽通院の頻度を下げてもらうため、1回の通院で3か月分の薬を処方する――など独自の対策を講じている。

 新型コロナウイルスは、治療法も確立されておらず、医療機関にできる対策は限られる。感染した人が普通の風邪と思って診療所を受診することも想定される。

 国立感染症研究所などは、▽診察室は個室が望ましく十分換気する▽検体を採取する際などには高機能の「N95マスク」、目の防護具(ゴーグルなど)、長袖ガウン、手袋を装着▽受付、案内係、警備員も、医療関係者と同様にマスク着用と手指の消毒を徹底――などを呼びかけている。

 りんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)の倭正也・感染症センター長は、「感染ルートを追いきれない症例は今後も出てくるだろう」と分析。今後、感染患者が増えてくる事態に備え、「医師会や自治体と連携し、重症は専門医療機関、軽症はクリニックで診るなど、医療機関の対応のすみ分けを決めていくことが大事だ」と話す。

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