妊婦に独自PCR検査…京都・足立病院

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 新型コロナウイルスによる院内感染を防ごうと、京都市の産婦人科病院「足立病院」は、無症状も含め妊娠38週前後の全ての妊婦に対し、感染の有無を調べるPCR検査を行う独自の取り組みを始めた。来週からは対象を広げ、市内の他の医療機関に通う妊婦への検査も一括して引き受ける。地域で安心して出産できる体制を維持する狙いだ。

 出産時は妊婦が大声を上げたり、呼吸が荒くなったりするため、飛沫ひまつが拡散しやすく、医療スタッフへの感染リスクは高い。このため、緊急事態宣言の対象が全国に広がった16日から、独自でPCR検査をする対策に乗り出した。

 さらに他の医療機関とも連携する。本人の了解を得た上で妊婦のリストを提供してもらい、一人ひとりに検査日を連絡。同病院の敷地内に設ける「PCRセンター」で検体を採取し、後日、検査結果を伝える。

 検査は任意で、保険が適用されない無症状の人は、2万円の費用が自己負担となる。今後3か月で1000人程度の実施を見込む。PCR検査は、全国の地方衛生研究所を中心に行われているが、同病院は民間検査会社に分析を依頼している。これまで70人に実施し、1人から陽性反応が出た。

 同病院の畑山博理事長は「検査費用は公費で負担してほしいが、地域の産科医療を守るためやむを得ない。妊婦にとっても不安の解消につながる」と話す。

■福井は公費で

 産科での感染防止を巡っては、日本産婦人科医会が防護具の着用など対策の徹底を求めている。福井県は24日から、県内の妊婦(36~39週目)を対象に、症状はなくても主治医が必要と判断した場合、PCR検査を公費で受けられる仕組みを設けた。

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