有馬の温泉沸かす ホットプレート…神戸大など解明

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 近畿地方には活火山がないのに、有馬温泉(神戸市)で100度近い湯が湧く仕組みを解明したと、神戸大などのチームが発表した。近畿地方の地下に沈み込むフィリピン海プレート(岩板)の温度が高く、比較的浅い所で水分子を放出するため、マグマができずに温泉になるという。論文が英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 プレートの内部には海水由来の水分子が閉じ込められており、700度近い高温になると外に出る。地下100キロ・メートル程度で水分子が出ると、地熱とともに周囲の岩石を溶かしてマグマになり、火山ができるが、浅いところで水分子が出てもマグマにはならない。

 たつみ好幸・神戸大教授(マグマ学)らは、有馬温泉の源泉の塩分濃度が高いことに着目。プレート内の海水由来の水分子が温泉のもとになっているとみて、地下の状態をコンピューターで解析した。

 その結果、近畿地方では、地下に沈み込むプレートの温度が元々高く、地下約60キロ・メートルの浅いところで700度に達することがわかった。この付近で水分子が放出されて温泉になるため、地下100キロ・メートル付近ではもう水分子が出ず、マグマができない。これが近畿地方に活火山がない理由だという。

 一方、九州地方の地下ではプレートの温度が数百度低く、水分子が深いところまで運ばれ、高温の地熱によって700度に達して放出される。この水分子が多量のマグマを作るため、活火山が多いという。

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1478741 0 ニュース 2020/09/15 15:00:00 2020/09/15 15:00:00 2020/09/15 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200915-OYO1I50005-T.jpg?type=thumbnail

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