「ABC予想」証明 数学専門誌「PRIMS」に来年掲載…京大・望月教授

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 未解決だった数学の難問「ABC予想」の証明に成功したとの望月新一・京都大数理解析研究所(数理研)教授の論文を来年、国際数学専門誌「PRIMS」特別号に掲載すると、発行元の欧州数学会が発表した。望月氏が2012年に自分のホームページで論文を発表してから約9年を経て、数学史に残る偉業として記録されることになる。

 ABC予想は欧州の数学者2人が1985年に提唱した難問。望月氏は整数論や幾何学を組み合わせてこの難問に挑み、計4本、計600ページ以上の論文で証明したとされる。その内容は高度で、発表当時、理解できる数学者は世界でも数人に限られると言われた。

 PRIMSの編集は数理研が担っている。編集メンバーが今年4月に記者会見し、審査の末に論文掲載が決まったと発表していた。

ABC予想 足し算とかけ算の関係を示す予想で、1以外に共通の約数を持たない正の整数AとBを足したCに対して、A、BとCの素因数をかけた結果のDとの間に成り立つ不等式を論じたもの。

 例えばAが5、Bが7の場合、Cは5+7=12となる。12は2の2乗×3なので素因数は2と3。Dは5×7×2×3=210で、C<Dのq乗(qは1より大きい)が成り立つ。この関係が成立しないA、B、Cの組み合わせは、あまり存在しないことが予想される。

無断転載・複製を禁じます
1644985 0 ニュース 2020/11/22 06:00:00 2020/11/22 06:00:00 2020/11/22 06:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ