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ひまわりサンタ、今年で引退…東北の被災地へ10年プレゼント

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 東日本大震災があった2011年から毎年、被災地の子どもたちにボランティアでクリスマスプレゼントを届けてきた神戸市のNPO代表荒井いさおさん(74)が、今年限りで活動を終える。黄色い衣装の「ひまわりサンタ」として、市民から寄せられた計1万点以上を手渡してきた。高齢を理由に、震災10年の節目を前に身を引くことを決め、最後の協力を呼びかけている。

 荒井さんは、1995年の阪神大震災で西区の自宅が一部損壊しながら同年、被災者支援のため市民団体「ひまわりの夢企画」を設立。「がれきの街にひまわりを」を合言葉に、希望者に種を送る活動を始めた。一方、全国から受けた支援に恩返ししようと、各地の被災地を訪ね、ボランティア活動を続けてきた。

 東日本大震災後には、宮城県気仙沼市などに入り、生活必需品を提供したり、簡易シャワーを設置したりしていた。冬が近づいたある日、子どもたちがクリスマスの話題を口にしないのが気になった。「震災で大変な経験をしたのに、これ以上寂しい思いをさせたくない」。その年、「ひまわりサンタ」を始めた。

 プレゼントは新聞などを通じて、神戸市民らから募った。編み物やお菓子など様々。荒井さんは「神戸市民には阪神大震災の時に多くの人に支えてもらったという思いが常にある。どのプレゼントにも温かい気持ちが詰まっている」と語る。

 神戸から軽乗用車を運転し、慣れない雪道に気を使いながら東北3県の幼稚園や小学校を巡って毎年1000点超のプレゼントを配った。「大変だけど、子どもたちの笑顔がそれを忘れさせてくれた」と振り返る。

 「震災前と同じようにクリスマスを迎えられるとは思わなかった」などと書かれたたくさんの礼状にも励まされたものの、ほとんどの作業を1人で担っており、体力的に潮時と思った。寂しさも感じるが、「復興のためにできることはほかにもある」といい、支援は今後も続けるつもりだ。

 プレゼントを寄付する際は中身を明記して、協力団体の「NPO法人アズマーレ・ひまわりサンタ係」(〒987・2216 宮城県栗原市築館伊豆2の6の1栗原市市民活動支援センター内)に送る。16日必着。問い合わせは、ひまわりの夢企画(078・787・7387)へ。

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