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毛布にくるまり車中泊…福井立ち往生

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 9日から10日にかけて北陸を見舞った大雪が幹線道を直撃した。福井県内の北陸自動車道では一時、1000台以上の車両が立ち往生。10日夜も一部の車は動けない状態が続いた。ドライバーらは手持ちの食料や飲料水を分け合い、空腹をしのいだ。

一般道も渋滞

 福井県敦賀市から石川県内の自宅に向かっていた自営業男性(34)の車は、9日夕から渋滞に巻き込まれ、同日午後8時半頃、福井県永平寺町にさしかかったあたりで全く動かなくなった。

 男性は、マフラーが雪でふさがれて一酸化炭素中毒になるのを防ぐためエンジンを切り、車内に積んでいた毛布にくるまって眠りについた。食料は、高速に乗る前にコンビニで買ったパンと水だけだった。

 車は10日夕にようやく動き出し、丸岡IC(福井県坂井市)を出たものの、一般道も大渋滞。男性は「やっと帰れると思ったのに……」とため息をついた。

 富山県から岐阜県内の自宅に帰宅途中の会社員男性(22)は、女形谷おながたにパーキングエリア(同)付近で9日夜から立ち往生。ガソリン節約のため、エンジンと暖房を時々切り、寒さをこらえた。友人3人が同乗していたため狭くて横になれず、ほとんど眠れなかったといい、「早く布団で横になりたい」と漏らした。

パン2万袋

 日本女子フットサルリーグの「福井丸岡RUCK」に所属する大学4年、高尾茜利さん(21)は、神戸での試合を終え、チーム約15人で福井県内に戻る途中の9日夜、永平寺町の福井北IC付近でバスが動かなくなり、車内で一夜を明かした。

 空腹が気になりだした10日午前、近くで立ち往生していた配送業者の男性が、積み荷のおにぎり50個を届けてくれた。「自分たちだけで全部食べるわけにはいかない」と、試合で余ったペットボトルの飲料水とともに、近くのドライバーら約20人に配った。

 高尾さんは「寒くてつらい状況は皆同じ。見ず知らずの他人を助けてくれる優しさに触れ、温かい気持ちになった」という。

 丸岡IC近くにある製パン会社「オーカワパン」は10日、前日に雪の影響で出荷できなかった菓子パンなど約2万袋を救援物資として陸上自衛隊に提供。大川恭史社長(47)は「困った時はお互いさまです」と話した。

物流止まる

 北陸地方では、国道8号など周辺の一般道でも渋滞が発生。広い範囲で物流がストップした。

 福井市中心部にあるスーパーでは、9日からおにぎりやパンなどの入荷が滞り始めた。除雪が追いつかないこともあり、10日は臨時休業。午後に客が訪れたため、一時店を開けた。男性店長は「『冷蔵庫が空っぽになりそう』と心配するお客さんもいた。早く元に戻ってほしい」と願った。

 運送大手の佐川急便は10日、福井、石川、富山各県での配達や集荷を見送ったほか、全国から3県に向けた荷物の預かりを停止した。ヤマト運輸も同日、同様の対応を取った。

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1762035 0 ニュース 2021/01/11 06:00:00 2021/01/11 19:44:20 2021/01/11 19:44:20 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210111-OYO1I50000-T.jpg?type=thumbnail

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