緊急事態下でも通常授業…大阪、京都、兵庫
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大阪、京都、兵庫の各府県教育委員会は緊急事態宣言の発令後も、一律に休校や分散登校などはせず、感染対策をとりながら通常授業を続ける方針だ。
大阪府教委は12日、消毒や手洗いなどを徹底し、府立学校で授業をこれまで通りに続けることを確認した。府教委は「府立学校で集団感染が起きた事例は少ない。学びの機会を保証したい」としている。
一方で修学旅行など宿泊や府外への移動を伴う行事は中止・延期し、部活動の練習試合も禁止する。府内の市町村立学校や私立学校にも同様の対応を求める。
兵庫県の井戸敏三知事は12日の記者会見で部活動などは原則、学校とその周辺に限るとし、「分散登校などの配慮は各学校で検討してほしい」と述べた。京都府教委は、接触プレーを伴うラグビーなどの部活動について練習方法を見直すよう府立高に通知している。
文部科学省は、緊急事態宣言が発令された場合でも、可能な限り学校での授業を継続するよう地方自治体などに通知。16日からの大学入学共通テストは予定通り行い、各大学や中学、高校などの入試も、感染対策を徹底したうえで実施するよう求めている。