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野生ゴリラ 右利き多い…人の利き手起源解明に期待 京大などが確認

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アフリカショウガを食べるゴリラ。利き手とみられる右手の方が細かな動きをしていた=京都大提供
アフリカショウガを食べるゴリラ。利き手とみられる右手の方が細かな動きをしていた=京都大提供

 野生のゴリラは右利きが多いことを、京都大などのチームが複数の群れを長期間観察して確認したと発表した。現代では約9割が右利きとされる人間の利き手の起源を解明する手がかりになると期待される。論文が米学術誌に掲載された。

 チームは2017~19年、アフリカ中部ガボンの国立公園で生息する野生のニシローランドゴリラ21頭(推定2歳から18歳以上)が、主食の植物「アフリカショウガ」を採取する行動など約4200パターンを観察。その結果、両手で茎の中身を取り出す際、どちらか一方の手をより細かく動かして作業をしていたことがわかり、15頭が右利き、6頭が左利きと確認した。

 霊長類の利き手については、チンパンジーやボノボで右利きが多いという観察結果がある。しかし、大半が飼育下での観察で飼育員のまねや動物園内の道具の影響も否定できなかった。

 これまで利き手は人間特有で、言語を獲得する過程で生まれたとする説もあったが、チームは「言語を獲得する前の進化の過程に利き手の起源があるのではないか」と分析する。

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1797707 0 ニュース 2021/01/26 15:00:00 2021/01/26 15:00:00 2021/01/26 15:00:00 両手でアフリカショウガの内部を食べるゴリラ=京都大提供 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210126-OYO1I50002-T.jpg?type=thumbnail

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