関西3府県、依然ステージ4…緊急事態きょう2週間
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新型コロナウイルスの感染拡大で大阪、京都、兵庫など7府県に緊急事態宣言が発令され、27日で2週間となる。関西3府県の新規感染者数は減少しつつあるが、感染状況の最も深刻な段階の「ステージ4」に相当する状況が続いている。
26日時点の最近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は、大阪府が34・25人、兵庫県が26・54人、京都府が32・25人。東京都(54・74人)よりは低いが、まだ「ステージ4」の水準(25人)より高い状況だ。
大阪府では、発令から約1週間後の21日時点では、わずかに減少した程度で、2週目も東京ほど顕著な減少傾向は見られない。大阪府は「宣言の効果を判断するのは今週の後半以降の推移を見てから」と、慎重な見方を崩していない。
各地の人出は、発令直後は減少したが、再び増加し始めた。ソフトバンク系列のIT企業「アグープ」によるスマートフォンの位置情報分析では、25日の日中の人出はJR大阪駅が前週比3・3%増。兵庫、京都の主要駅も同様の傾向だった。