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メタノール細菌 酒米育む…イネに散布 収穫量増、京大など

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 植物が作る「メタノール」を餌にする微生物(細菌)をイネに散布することで、酒米の収穫量を最大16%増やすことに成功したと、京都大や白鶴酒造(神戸市)などのチームが発表した。細菌成分を含んだ製剤を実用化できれば、酒米の生産性向上につながると期待される。論文が国際専門誌に掲載された。

 植物が育つ時には大量のメタノールが作られる。葉などには、メタノールを食べる「メタノール細菌」が付着しており、植物の成長を促すホルモンを出しながら植物と共生している。これまで野菜の種子や葉に細菌を散布すると、収穫量が増えることは知られていた。

 由里本博也准教授らのチームは、ほとんど研究されていなかったイネなどの穀類に着目。メタノール細菌や、その成分を高濃度で配合した製剤を酒米の葉に散布して栽培する実験を行った結果、散布しない区画より収穫量が多くなった。

 穂が出た直後に1回散布した時の収穫量が最も多く、散布しない場合より16%増えた。また、生きた細菌と死んだ細菌、細菌から抽出した細胞壁の成分をそれぞれ含んだ製剤を作り、散布したところ、いずれも増収効果があった。

 由里本准教授は「細菌の何らかの成分が関与して、イネの植物体内で米の成熟を促す反応が起きたとみられる。メカニズムを解明し、死菌などを使った安全で安価な製剤の開発につなげたい」と話している。

メタノール アルコールの一種で、燃料や接着剤の原料などに使われる。植物が成長すると細胞壁に含まれる糖分が分解され、放出される。地球上の植物から年間1億トンが発生する。

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