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「税込み額表示」1日から義務化…「値上げ」の誤解懸念

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税抜きと総額の価格表示が混在していることを説明する書店の貼り紙(3月31日、大阪市北区で)=宇那木健一撮影
税抜きと総額の価格表示が混在していることを説明する書店の貼り紙(3月31日、大阪市北区で)=宇那木健一撮影

 商品やサービスの値段について、消費税を含む税込み価格を表示する「総額表示」が1日から義務化された。消費者には支払い額が明確になるメリットがある一方で、税抜き表示で営業してきた店側からは「値上げと受け取られないか」と懸念する声が上がる。

 総額表示は2004年に法律に定められたが、「本体価格+税」といった税別表示が特例措置として認められてきた。この特例期間が3月末で終了した。

 新型コロナウイルスの影響で打撃を受ける飲食業界。関西を中心に約95店を展開する和食チェーン「がんこフードサービス」(大阪市)はメニュー表などに税抜き価格を表示してきたが、3月以降、税込み価格を併記したものに切り替えた。税抜き980円のメニューに税込みの1078円も表記されることになり、広報担当者は「価格が高く思われ、売り上げに響くかもしれない」と心配する。

 「298円均一」を掲げてきた焼き鳥居酒屋チェーンの「鳥貴族」(大阪市)は、「298円(税込み327円)」の表記に変更する。同社は「値上げではないので来客への大きな影響はないとみているが、そもそも時短営業が続き、客足が戻っていない」という。

 スーパーも値札や店頭のポップを交換するなど、準備を進めてきた。大阪府などに43店舗ある「スーパー玉出」は3月以降、従来の税抜き表示に税込み価格も併記するため値札用のプリンターの設定を変更。広報担当者は「商品数が多く、値札の入れ替えだけでも作業負担が大きい」と話す。

 一方、書店では総額表示の義務化後も、税別表示と総額表示の商品が混在する。1日以降、新刊や増刷は書籍に挟み込む紙片やカバー、帯などに総額が記載されるが、日本書籍出版協会などは出版社の負担を考慮して、在庫本の回収や返品は不要としているためだ。

 約110万冊が店内に並ぶ「MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店」(大阪市)では、総額表示への移行を知らせるポスターを掲示。中山重徳店長は「新旧の価格が混在しながらの営業になるが、全ての商品の差し替えは困難。理解を求めたい」としている。

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1953840 0 ニュース 2021/04/01 15:00:00 2021/04/01 15:00:00 2021/04/01 15:00:00 税抜きと総額の価格表示が混在していることを説明する掲示(31日午後2時44分、大阪市北区で)=宇那木健一撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210401-OYO1I50007-T.jpg?type=thumbnail

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