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戦前製造、最古車両の修繕に協力を…阪堺電車がクラウドファンディング

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修繕費を募っている車両「モ161形車」(阪堺電気軌道提供)
修繕費を募っている車両「モ161形車」(阪堺電気軌道提供)

 大阪市と堺市を結ぶ路面電車を運行する阪堺電気軌道(大阪市住吉区)が、定期運行する車両で国内最古とされる「モ161形車」の修繕費をクラウドファンディング(CF)で募っている。コロナ禍による業績悪化で費用捻出が難しく、旧知の作家の協力で「作品に登場できる権利」などユニークな返礼品を用意したところ、開始から1週間で目標額748万円の7割が集まるなど話題を呼んでいる。

 モ161形車は戦前の1928~30年頃に製造された同社専用の車両で、車体の外板などが金属製、屋根や窓枠、扉などが木製の「半鋼製」。車掌が手で扉を開閉するのが一般的だった当時としては、ボタン一つで作動する最新式だった。

 16両が製造され、現在は4両を保有。いずれも老朽化しているものの、鉄道ファンからの根強い人気もあり、現役で稼働させてきた。

 今回修繕するのは2011年の阪堺線開業100周年を記念し、往年の緑と茶色の色調で復元された特別車両。木材部分の腐食や塗装の劣化が進んでいるが、コロナ禍で費用の捻出が難しく、ファンの協力を仰ぐことにした。

 CFでは支援額に応じた返礼品として「モ161形車のポストカード」(支援額3000円、定員なし)や「修繕後の撮影会ツアー」(同3万円、定員120人)など13種を用意。中でも目玉が、元鉄道マンで作家の山本巧次さんの小説の登場人物として氏名を使ってもらえる権利だ。

 山本さんはモ161形車も登場する短編集「阪堺電車177号の追憶」(ハヤカワ文庫)の著者で、執筆の際に同社が協力した経緯もあり、相談したところ快諾を得たという。

 3月30日から6月25日までの期間で受け付けを始め、4月5日時点で「作品に登場できる権利」(同10万円、定員3人)など返礼品6種への応募は既に定員に達し、約550万円が集まった。同社は「多くの人に支えられていることを改めて感じた。歴史的にも貴重な車両なので、7年後に100歳を迎えさせてあげたい」と話している。

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1964886 0 ニュース 2021/04/06 15:00:00 2021/04/06 15:00:00 2021/04/06 15:00:00 Cfで修繕費用を募っている「モ161号」(阪堺電気軌道提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210406-OYO1I50005-T.jpg?type=thumbnail

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