学校プリント、スマホで管理・共有を…大阪ガスがアプリ開発
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大阪ガスは、子供が小学校や幼稚園、塾などから持ち帰る保護者への連絡プリントを、スマートフォンで管理・共有できる無料アプリを開発した。19日からダウンロードできる。子供のスケジュール管理に悩む共働き世帯が増えているといい、デジタル技術を活用した新サービスとして子育て世代の利用を見込む。
新アプリ「プリゼロ」は、スマホで撮影したプリントを画像データとして保存。斜めに撮っても自動でまっすぐに補正してくれる。授業参観や遠足などのイベント名と日時を入力すれば、プリント画像と一緒にカレンダーで一覧表示する。予定は子供ごとに分けられる。父母など家族間で情報を共有できる機能も付けた。
新サービスを企画する部署の男性社員が、自宅の冷蔵庫に貼られた子供のプリントの多さに驚いたのが開発のきっかけという。アプリの名称は「プリントのストレスをゼロにする」との意味を込めた。現在、一部の幼稚園などは保護者への連絡にSNSやメールを活用している。だが、大ガスが社内で調査したところ、紙のプリントを配布するケースがまだ多いという。
担当者は「大切な予定や行事を効率的に把握できる。子育ての負担を軽くしたい」と話している。2021年度に1万人以上の利用者獲得を目指す。