フォーシーズンズ、大阪進出…ホテル・マンション一体
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カナダ資本の高級ホテル「フォーシーズンズホテル」が、大阪に初めて進出する。大阪市北区堂島で2024年の開業を目指す。新型コロナウイルスの収束を見据え、訪日外国人客に人気の大阪や京都では、高級ホテルの開業が相次いでいる。
開発を手がける東京建物が8日、発表した。電通関西支社跡の約4800平方メートルに、分譲マンションとホテルが一体となった49階建ての高層ビルを建設する。ホテルは1~2階と28~37階で、客室数は178室。残りのフロアは466戸のマンションとなる。フォーシーズンズは世界約120か所にホテルを展開しており、国内では東京と京都に計3軒ある。
東京建物の野村均社長はこの日、大阪市内で記者会見し、「早晩、コロナ禍は落ち着く。ホテルは長い目で見れば安定した事業だ。大阪は(25年大阪・関西)万博の開催やIR(カジノを含む統合型リゾート)の開業が予定され、観光都市としてのポテンシャルは高い」と強調した。
高級ホテルを巡っては、今年3月16日に、米マリオット・インターナショナルの「W Osaka(ダブリューオオサカ)」が大阪・心斎橋に、フランスの高級食品店ブランドを冠した「フォションホテル京都」が京都市内に、それぞれオープンしている。