あべのハルカスに台湾フロア…食品雑貨店やレストラン
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全国の百貨店で最大級の売り場面積を誇る「あべのハルカス近鉄本店」で、台湾をテーマにした新フロアが9日、タワー館10階にオープンする。同店初の大規模改装の目玉事業となる。新型コロナウイルスの影響で訪日客需要が消滅するなか、旅行先として人気の台湾発の店舗をそろえ、日本人客の取り込みを図る。
核テナントとなるのが、台湾で日本人観光客に人気の食品雑貨店「神農生活」だ。色鮮やかな「漁師網バッグ」(税込み880円)や馬の毛を使った歯ブラシ(1650円)、マンゴージャム(1080円)など、現地でも販売されている約950種類の商品が並ぶ。台湾茶のセレクトショップ「ウーロンマーケット 茶市場」や家庭料理レストラン「食習」も入る。いずれも国内初出店となる。
8日に報道関係者向けの内覧会が開かれ、村中勝彦・事業開発部長は「将来的には、これらの店舗をハルカス本店以外の百貨店にも広げたい」と語った。3店の初年度の売上高は3億2000万円を見込む。
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