自民県連、斎藤氏を推薦 幹部協議で方針一転…兵庫知事選
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7月の兵庫県知事選の支援候補を巡り、自民党県連は9日、元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)の推薦を党本部に求めた。県連は7日に地方議員で構成する選挙対策委員会の投票で、前副知事の金沢和夫氏(64)を選んだが、県連所属の国会議員は斎藤氏を支持。8日夜の県連幹部の協議で、投票結果から一転して斎藤氏を推すことになった。近く、党本部が最終決定する。
自民関係者によると、県連会長の谷公一衆院議員らは8日、党本部で二階幹事長や山口泰明選挙対策委員長らと会談。県連内の選対委の投票で金沢氏が選ばれた一方、国会議員と一部県議は斎藤氏を支持していることを報告したところ、一本化の指示があったという。
谷氏は8日夜、県連幹部に党本部の意向を伝え、県連幹部3人と協議。その結果、斎藤氏を推すことに決めたという。
谷氏は9日午前、党本部を訪れ、山口選対委員長に斎藤氏を推薦するよう求めた。谷氏は記者団に「斎藤氏の方が幅広い支援を得られる」と語った。
一方、金沢氏を支持する県議団の反発は必至で、県議団の藤本百男幹事長は9日、記者団に「承服できないし、理解できない」と話した。
斎藤氏については日本維新の会も推薦を決めている。