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入院率12%「ステージ4」 自宅療養、2週間で3.4倍…大阪府

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 新型コロナウイルスの感染が急拡大し、大阪府の医療提供体制は危機的な状況に陥っている。政府が導入した新たな指標「入院率」は18日時点で12%と、最も深刻な「ステージ4」(25%以下)にあたる。自宅やホテルで療養する人が急増していることが背景にある。専門家は「入院すべき状態でも入院できない人が増えているのでは」と指摘する。

 入院率は、療養中の感染者のうち、どれくらい入院治療を受けている人がいるかを表している。低下すれば、入院が必要な人でも入院ができなくなっていることの判断材料の一つになる。

 昨年秋からの「第3波」では、自宅療養中に容体が急変し、入院前に亡くなるケースも相次いだ。都道府県が確保した病床に占める入院者の割合を示す「病床使用率」を重要な指標として使ってきたが、新たな指標を加えることで、より正確に状況を把握する狙いがある。

 病床の逼迫ひっぱくを受け、大阪府や兵庫県では、入院率の低下が顕著となっている。

 大阪府は、厚生労働省が16日発表した全都道府県別の入院率(13日時点)で14%と全国で最低だった。兵庫県も22%で4番目に低かった。内閣官房が19日発表した16都府県の入院率(18日時点)では、大阪府が12%、兵庫県が17%とさらに低下した。

 重症病床(254床)の使用率が実質的に100%を超える大阪府では18日時点で自宅療養者が7662人に達し、2週間前と比べ3・4倍に急増している。感染が判明した直後で入院先や療養先を調整している人なども2933人に上る。

 感染症対策に詳しい舘田一博・東邦大教授は「このままでは自宅やホテルで療養中に重症化する人が増え、入院先も見つからない事態が起きる」と危惧する。

 入院率はこのほか、首都圏で東京都31%、千葉県30%などとなっている。一方、大阪府が重症者の受け入れなどを要請した滋賀県は57%でまだ余裕がある。

 大阪府の専門家会議で座長を務める朝野ともの和典・大阪健康安全基盤研究所理事長は「関西では感染者が急増し、受け入れ病院を増やさないと患者が行き場を失いかねない。全国でも感染が拡大すれば同様の状況になる恐れがある」と指摘する。

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1997299 0 ニュース 2021/04/20 06:00:00 2021/04/20 06:00:00 2021/04/20 06:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210420-OYO1I50003-T.jpg?type=thumbnail

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