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モデルナ 目立つ発熱、2回目接種後80%…解熱剤適切に、休める環境を

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 自治体や職場で新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、2回目の接種後の副反応で発熱に悩む人が目立つ。厚生労働省研究班によると、米モデルナ製ワクチンで約80%に上り、仕事を休む人も出るなど社会的な影響も大きい。ワクチンの供給不足から一時ストップしていた職域接種は今後再開される見込みで、専門家は「熱は数日でおさまるので過度に心配する必要はない。つらい時は解熱鎮痛剤を適切に使うとともに、休みやすい職場環境づくりが大切だ」と訴える。

 〈2回目のワクチン接種から、約24時間が経過。先程の微熱から少し上がってきました。症状は、悪寒、全身 倦怠けんたい 感、関節痛という感じ〉

 大阪府の吉村洋文知事はモデルナ製ワクチンの接種を受けた翌日の7月27日、ツイッターにこう投稿した。体温はその後、38・5度まで上がったが、市販の解熱鎮痛剤を服用し、接種からほぼ2日後には平熱に戻ったことを報告している。

 ワクチンの副反応には、発熱のほか、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛などがある。数日~1週間後に腕のかゆみや腫れなどが出る「モデルナアーム」と呼ばれる症状もある。

 厚労省研究班は自衛官ら約3万2000人を対象に調査を実施。副反応は1回目より2回目の後の方が出やすかった。最も顕著に増えるのが発熱だ。1回目で37・5度以上の熱が出た人はモデルナ製で7%、米ファイザー製で3%だったが、2回目はそれぞれ78%、38%に増えた。モデルナ製では倦怠感は27%が84%に、頭痛は17%が68%に増えるなどした。

 発熱は体の免疫機能が活発に働いている証拠だ。1回目の接種で「スパイクたんぱく質」と呼ばれるウイルスの目印を学習した免疫が、2回目の接種後はより活発に働き、発熱しやすくなる。接種から1~2日以内に起き、数日でおさまることが多い。

 厚労省の「予防接種・ワクチン分科会」で会長代理を務める中野貴司・川崎医科大教授(感染症学)は「つらさの程度は個人差があり、体温計の数字のみに左右されないことが大事だ。食事がとれない、よく眠れないといった時は1日3回程度までの解熱鎮痛剤の服用を考えてほしい」と話す。

 SNSでは「接種前に薬を飲むといい」などの投稿もあるが、中野教授は「発熱後でも十分効果を期待できるので焦る必要はない」としている。

市販薬 厚労省HP参考に

 モデルナ製ワクチンの2回目接種後の発熱は日本で特に多いとされる。米疾病対策センター(CDC)研究チームによる米国での副反応の分析では、2回目接種後の発熱は38%で、ファイザー製と同程度。日米間でかなり差があるが、理由はよくわかっていない。

 国内でも議論が進む3回目の接種では2回目より強い副反応が出るのでは、との不安の声も出ている。ただ、イスラエルでは約9割の人が2回目と同程度または軽いと答えたという。

 発熱の際に服用する市販薬は、厚生労働省のホームページ「新型コロナワクチンQ&A」(https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/)が参考になる。発熱や痛みに使える解熱鎮痛剤の成分として、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェン、ロキソプロフェン)を挙げている。これらの成分を含む薬について薬局で薬剤師に相談するといい。

 アセトアミノフェンは低年齢者や妊娠・授乳中の人も服用できるが、製品ごとに対象年齢が異なるため注意が必要だ。

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