大阪府と医師会、自宅療養の往診を強化…診療所がチームで健康観察

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 大阪府と府医師会(茂松茂人会長)は、新型コロナウイルスの感染拡大で急増する自宅療養者への往診体制を強化する。自宅療養者が特に多い大阪市内では、診療所による往診チームをつくり、近く健康観察などを始める。症状が悪化した際は早期入院につなげるなど、重症化を防ぐ役割が期待される。

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 往診チームは、司令塔となる基幹診療所を中心に、3か所以上の診療所が参加して編成する。自宅療養者から相談を受けた保健所が必要と判断した場合、チームに往診を依頼。基幹診療所が、派遣する医師や看護師を調整し、平日の日中(午前9時~午後4時)に自宅へ駆けつける。訪問看護ステーションなどと連携して酸素投与を行うことも想定する。

 まず6か所の診療所が参加して最初のチームを編成する。京都市で今年2月から自宅療養者を往診する「よしき往診クリニック」の取り組みを参考にしたもので、チーム数はさらに増やしていきたいという。

 府は参加する診療所数に応じ、必要経費として1医療機関あたり最大で月30万円を補助する。

 往診チーム以外でも府内全体では、府医師会の会員診療所のうち、約1割にあたる661施設が往診に協力する意向を示している。府医師会には電話窓口も設け、保健所を介さずにオンライン診療などを受けられるようにする。

 大阪府は今春の「第4波」で病床が 逼迫ひっぱく し、患者が入院できず、治療が遅れて自宅療養中に亡くなるケースも相次いだ。府内の自宅療養者は3日時点で1万8055人に上り、第4波のピーク時(1万5031人)を上回っている。

 茂松会長は府庁で記者会見し、「自宅療養者の孤独と不安を少しでも 払拭ふっしょく したい」と説明。吉村洋文知事は「組織的に往診を進めてもらえるのは、大きな第一歩だ」と期待を込めた。

 自宅療養者への往診は、兵庫県でも県医師会の約400医療機関が協力を表明して取り組んでいる。

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