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「また歩けるようになって良かったね」、繊細な手仕事が評判呼ぶ…犬の車いすづくり手がける大阪の工房

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後ろ脚が変形し自力で歩くことが困難な小型犬は川西さんが作った4輪の車いすに乗せられるとうれしそうに歩き出した(大阪市住之江区で)
後ろ脚が変形し自力で歩くことが困難な小型犬は川西さんが作った4輪の車いすに乗せられるとうれしそうに歩き出した(大阪市住之江区で)

 病気や高齢で脚が悪くなった犬のために、車いすづくりを手がける工房が大阪市内にある。飼い犬の病をきっかけに夫婦が始めた工房は、繊細な手仕事が評判を呼び、国内だけでなく、海外の愛犬家からも注文が舞い込んでいる。

 「また歩けるようになって良かったね」。大阪市住之江区にある犬の車いす製作所「工房スイーピー」の前の路上で、調整を終えた車いすに乗る小型犬に、飼い主が優しく語りかけていた。川西英治さん(61)、仁美さん(56)夫婦が営む工房には、毎日のように飼い主が車いすの受け取りに訪れ、試乗する愛犬の姿に顔をほころばせている。

「工房スイーピー」には今までに作られた車いすに乗る犬の写真が貼られていた
「工房スイーピー」には今までに作られた車いすに乗る犬の写真が貼られていた

 作り始めたのは、10年ほど前、飼っていたミニチュアダックスフントが椎間板ヘルニアで歩けなくなったのがきっかけだ。最初は動物病院で購入したものを使ったが、病状が回復して体重が増えるとサイズが合わなくなり自作した。完成して散歩させていると「どこで作ったの」と聞かれるようになり、2013年に工房を開設した。

 市販の品は1万円程度からあるが、オーダーメイドだと数十万円になることもある。工房の製品は、病状や癖、体重に合わせて微調整を施しつつ、値段が数万円程度からと手頃なのが人気で、これまで3000台以上を製作したという。

アルミパイプやタイヤなどを使って車いすを手作りする川西英治さん
アルミパイプやタイヤなどを使って車いすを手作りする川西英治さん

 安価で提供しているのは、愛犬がもう一度歩けるようになる感動を皆に感じてほしいから。「立てなくなり元気を失った犬が、車いすに乗せた瞬間に目の色が変わる。やる気に満ちあふれた顔になるんです」と英治さんは語る。

 工房名は愛犬の名前から取った。もともと 骨董こっとう 店を営んでいたが、今はこちらが本業だ。愛犬は2年半前に息を引き取ったが「スイーピーのおかげで、この仕事に巡り合えた。一人でも多くの飼い主とわんちゃんが、元気になれば」と話している。

 問い合わせは工房スイーピー(06・6678・3333)へ。(写真と文 里見研)

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2374470 0 ニュース 2021/09/17 15:00:00 2021/09/17 15:00:00 2021/09/17 15:00:00 後ろ足が変形し自力で歩くことが困難な犬は川西さんが作った4輪の車椅子に乗せられるとうれしそうに歩き出した(11日、大阪市住之江区で)=里見研撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210917-OYO1I50004-T.jpg?type=thumbnail

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