オリックス・元本拠地でヤクルトと決戦、再び日本一運べるか…前回優勝時のスタジアムDJ「楽しみ」

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、25年ぶりに神戸で日本一を決めてほしい、と期待する木村さん
、25年ぶりに神戸で日本一を決めてほしい、と期待する木村さん

 プロ野球の「SMBC日本シリーズ2021」は27日、ほっともっと神戸(神戸市)で第6戦を迎える。オリックスの本拠地・京セラドーム大阪(大阪市)がコンサートで使えず、前回日本一になった1996年以来となる元本拠地でのシリーズ開催。当時、「スタジアムDJ」として球場を沸かせた木村芳生さん(59)は、「もう神戸で日本シリーズはできないと思っていた。本当に楽しみ」と胸を躍らせる。

 自ら担当する場内アナウンスでの選手紹介を米国風にアレンジし、イチロー選手が打席に入る際に「ライトフィールダー、イチロー・スズキ」と英語で話すなど他の球場にはない斬新な演出を取り入れたのが、木村さんだ。元々、ディスコで音楽を流す人気DJ。野球好きで「何万人も入る球場ですごいことをやってみたい」と球団の募集に応募、91年から10年間、「DJ KIMURA」としてスタジアムDJを務めた。球場にレコードのターンテーブルを持ち込み、選手に相談し選曲したそれぞれのイメージにあった登場曲を流した。

 96年10月24日、神戸で日本一が決まった瞬間は、「球団で一番冷静だったんじゃないか」と振り返る。放送機材の前でセレモニーに流す音楽を準備し、場内アナウンスも担当。「演出や進行は自分しかできない。舞い上がっていてはダメ」と仕事に集中したという。

 縁の下でチームを支える姿は、選手の評価も高かった。95年のパ・リーグ優勝時、ビールかけ会場に向かうエレベーターで偶然一緒になったイチロー選手から無言で手を差し出され、固い握手を交わしたのは、一番の思い出だ。木村さんは「『やりましたよ』っていう目で、本当にうれしそうだった」と懐かしむ。

 オリックスが2004年に近鉄と球団統合し、その後、本拠地が神戸から大阪に移っても、年に数回は球場に観戦に訪れる。映像制作会社などの経営者となった今も、スタジアムDJを務める後輩に、「ファンが求める選手のイメージに合わせてやってごらん」と助言することもある。

 ヤクルトに2勝3敗と王手をかけられ、1敗もできない状況で迎える、神戸での第7戦(28日)も含めた残り2試合は、出張のため球場では見られないが、木村さんは「第5戦までと同じように目の離せない、いい試合をしてほしい」とオリックスの逆転での日本一に期待する。その時は、25年前に味わえなかった分も、歓喜に浸るつもりだ。

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2552586 0 ニュース 2021/11/27 15:00:00 2021/11/27 20:38:28 2021/11/27 20:38:28 スタジアムDJだった当時の思い出を語る木村さん=細田一歩撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211127-OYO1I50007-T-e1638013102309.jpg?type=thumbnail

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