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大阪府は26日、運用する新型コロナウイルスの重症病床について、最も低い「フェーズ1」(237床)から「フェーズ3」(342床)に2段階引き上げた。人工透析や内臓疾患で治療が必要な患者のコロナ感染が増え、コロナの症状が軽くてもコロナ専用重症病床を使うケースが増加しているためだ。今後、こうした患者で重症病床が
府によると、26日時点のコロナの重症者は44人で、府が確保する重症病床612床に対する使用率は7・2%。一方、コロナの症状は軽症・中等症に分類されるが、重症病床に入院している患者が33人おり、この患者を含めると実際の使用率は12・6%となる。
基礎疾患や外傷で重症病床での治療が必要な患者がコロナに感染した場合、コロナ重症病床でしか受け入れられない。こうしたケースは13日時点でゼロだったが、その後に急増。吉村洋文知事は記者会見で「今までほとんどいなかったが、感染者が多いオミクロン株特有の課題だ」と述べた。
コロナ外の疾病が原因で重症病床に入院中の患者は、軽症・中等症病床に計上されている。府は「実態と
府の病床確保計画は5段階で「フェーズ3」は真ん中に位置。「フェーズ4」(420床)以降は一般医療を大きく制限し、フェーズ5(災害級非常事態)」では612床をフル稼働させる。吉村知事は「重症病床があふれる状況では、助かる命を助けられない」とし、重症病床が逼迫すれば、政府に緊急事態宣言を求める可能性にも言及した。