万博で木材建築の良さ発信
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竹中工務店の難波正人副会長(72)に、2025年の大阪・関西万博について聞いた。
1970年の大阪万博では、28のパビリオンや関連施設の設計や工事に関わり、建設会社として中心的な役割を果たした。今も大阪に本社を置く企業として、2025年大阪・関西万博も、全社を挙げて参画していくつもりだ。

万博では、木材を使った建築の技術力の高さと良さを発信したい。1610年の創業以来、多くの神社仏閣の造営や修復を担ってきた当社の強みであり、自信がある分野だからだ。最近は、高層ビル建設に力を入れるなど、多くの実績もある。国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素社会への取り組みが進んでおり、広く認知される転機となることを期待している。
建築業界は現在、資材価格の高騰と人手不足に直面し、非常に厳しい状況だが、国のビッグプロジェクトでもある万博への参加は、企業価値を高める上で大きな意義がある。前向きにとらえてやっていきたい。
