潜水士を目指す海保大生ら 国内最大の高気圧酸素治療設備で耐圧検査…鳥取

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耐圧検査に臨む学生ら(米子市で)
耐圧検査に臨む学生ら(米子市で)

 海上保安大学校(広島県呉市)は21日、潜水の授業に備えた学生の「耐圧検査」を初めて鳥取大病院(鳥取県米子市)で実施した。高い水圧がかかった際に体に異変が生じないかを調べるのが目的。転覆船などから遭難者を救出するエキスパート・潜水士といった将来の進路選択にもつながるという。

 鳥取大病院は、水産・貿易拠点で境海上保安部のある境港に近く、潜水に伴う障害などの治療のため、一度に20人が入れる国内最大の高気圧酸素治療設備を備える。大学校はこれまで、耐圧検査を地元で行ってきたが、学生数が増加傾向にあることから今回、同病院に依頼した。

 検査は、潜水艦のような治療室内の気圧を徐々に上げ、地表の大気圧の約2倍にあたる2000ヘクト・パスカルの環境下で10分間、耳鳴りの有無などをチェックする内容。4年生45人が参加し、検査後も急な気圧低下による減圧症を防ぐため、酸素を吸入しながら室内でしばらく待機した。

 学生たちはこの夏、大学校内のプール(水深約5メートル)で潜水に取り組む。ある学生(21)は「潜水士を目指している。検査中は鼓膜に少し圧を感じたが、将来に役立つ経験ができた」。国内では北海道・知床半島沖で乗客乗員26人を乗せた観光船の沈没事故が起きたばかりで、担当講師は「一人でも多くの命を救える海上保安官を育てたい」と話していた。

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