近畿・中四国 最短梅雨明け…夏本番に旅行への期待、水不足、農作物への影響心配する声も

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 28日に近畿地方などで観測史上初となる6月の梅雨明けが発表され、記録的に早い夏本番を迎えた。「旅行に出かけやすくなる」などと歓迎する声が上がる一方で、水不足が深刻化すれば、農産物などへの影響も懸念される。

強い日差しが照りつける中、歩く人たち(28日午前、大阪市北区で)=金沢修撮影
強い日差しが照りつける中、歩く人たち(28日午前、大阪市北区で)=金沢修撮影

 大阪のオフィス街・淀屋橋では28日朝、強い日差しの下、日傘を差して歩く人たちの姿が目立った。

 大阪市北区の会社員女性(20)は「こんなに早く暑くなってびっくり。梅雨が短くなる分、旅行の予定を立てやすくなりますね」と笑顔だった。

 生活雑貨を扱う梅田ロフト(大阪市北区)は今後、梅雨明けを受けて日傘や扇風機など、暑さをしのぐための商品を中心にした売り場にする。広報担当者は「雨傘の売れ行きは好調だったが、日傘に切り替えたい」と話す。

 気象庁によると、27日までの2週間の降水量は大阪市76ミリ、京都市67ミリ、和歌山市33ミリなどで、例年の3~7割にとどまっている。

 雨が少ないことの影響は、農作物にも出始めている。大阪府南部の泉州地域では、特産の水ナスが出荷のピークを迎えている。大阪泉州農業協同組合によると、高温が続き、ビニールハウスで栽培されているナスは色つやが悪くなり、出荷量が減少。猛暑が続けば、今後収穫が本格化する露地物も、品質が落ち、量が減るという。

 同府熊取町の農家の男性(45)は「夏野菜なので本来は暑さに強く、天気がいいのはありがたいが、ちょっと暑すぎる。値崩れが心配だ」と頭を抱える。

 琵琶湖の水位を管理する国土交通省の琵琶湖河川事務所(大津市)では、梅雨の時期に水害に備えてあらかじめ水位を下げており、28日現在はマイナス20センチに設定している。

 担当者は「水位としては問題なく、当面、この水準を維持する」とする。ただ昨年は夏から秋の渇水で琵琶湖の水位がマイナス60センチを下回ったことがあり、「今年もこのまま夏に渇水となると心配だ。雨の状況をしっかり把握したい」としている。

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