選挙ポスター、候補者写真の加工どこまで…「一定のルールを」「仕事さえすれば」

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 参院選では、掲示板に貼られた候補者のポスターも、有権者が投票先を決める際の判断材料の一つになっている。写真を加工するなどして見栄えを工夫している陣営もあるが、専門家は「ポスターのイメージだけで投票すべきではない」と警鐘を鳴らしている。

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 「写真館で撮るときれいにシミ、シワが消える」

 大阪選挙区の候補者は公示前の集会で、自身のポスターについてこう語り、笑いを誘った。近年、画像の加工ソフトが高度化し、より自然な形で写真を修整することが可能になっている。

 大阪府選挙管理委員会によると、選挙ポスターは、公職選挙法で大きさや掲示場所の指定はあるが、顔写真そのものに規定はなく、修整を加えても問題ない。総務省によると、公選法が制定された1950年には写真が修整される状況を想定していなかったという。

 政府は2004年、選挙用ポスターに掲載された写真が古く、現在の容姿と異なる場合でも「虚偽記載にはあたらない」とする答弁書を閣議決定している。ある選管の担当者は「有権者から『本人と顔写真があまりに違うのは問題ではないか』といった問い合わせは少なくない」と明かす。

 「顔に信頼を感じる修整」――。印刷業者の選挙用サイトにはこうした文言が躍り、加工技術の高さが宣伝ポイントになっている。

 その一方で、大阪・心斎橋で選挙用写真の撮影を手掛ける「スタジオクライム」の藤田啓二さん(63)は「たとえば、シワも人格の一つ。たくさん笑って生きてきたことが有権者に伝わる」と語り、修整しないことを依頼人に勧めているという。

 有権者の評価は割れる。

 大阪市西区で期日前投票を済ませた自営業の男性(63)は「まるで芸能人のような写真の候補者を街頭で見ると、全く別人だと思うことがある。一定のルールが必要」と疑問を呈す。同市北区で掲示板を見ていた会社経営の男性(67)は「当選後にしっかり仕事をしてくれれば、10年前の写真で構わない」と話している。

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