見渡す山里 眼下に清流<土佐くろしお鉄道>

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四万十川に架かる佐田沈下橋と屋形船
四万十川に架かる佐田沈下橋と屋形船
四万十川を渡る土佐くろしお鉄道のディーゼルカー
四万十川を渡る土佐くろしお鉄道のディーゼルカー

沿線の太平洋雄大

 鉄道旅の記念の「鉄印」。県内では、土佐くろしお鉄道の中村・宿毛線中村駅(四万十市)とごめん・なはり線安芸駅(安芸市)でもらえる。沿線の太平洋は雄大で、美しい川、山が、秋の訪れを感じさせる。

中村・宿毛線66.6キロ

 中村・宿毛線は、県西部の窪川駅(四万十町)から宿毛駅(宿毛市)まで22駅で、66・6キロを結ぶ。中村線を1988年にJR四国から引き継ぎ、97年に宿毛へ延長。1、2両編成の普通が1日18往復、JR土讃線から乗り入れる特急が同9往復運転される。

 普通列車用のディーゼルカーは、沿線7市町村を紹介するラッピング車両。ホエールウォッチングが人気の黒潮町の車両には鯨が描かれ、宿毛市などで冬に見られる「だるま夕日」の車両も走る。

 沿線のハイライトは、黒潮町内の土佐佐賀―土佐入野駅間で車窓に広がる、太平洋の景色。土佐入野駅近くには、美しい砂浜が約4キロ続く入野海岸もある。

 木材を多用し、洗練された空間を演出する中村駅は、鉄道のデザインコンテスト「ブルネル賞」で優秀賞(駅舎建築部門)に輝いた。室町期に都から移り住んだ一條氏が京都を模したと伝わる「土佐の小京都」にマッチした玄関口だ。

 中村駅からレンタサイクルで四万十川上流に向かうと、欄干がなくて増水しても流されにくい構造の「沈下橋」に出合う。観光遊覧船が川を行き交い、山里の原風景を見せてくれる。

 特急も含めて2日間乗り降り自由の「中村・宿毛線フリーきっぷ」(大人2800円、子ども1400円)が、沿線を巡るのに便利だ。

 一方、県東部のごめん・なはり線はJR後免ごめん駅(南国市)で土讃線と分かれ、三菱グループ創始者の岩崎弥太郎の銅像や生家がある安芸市の安芸駅を経て、奈半利駅(奈半利町)までの42・7キロ。2002年に開業した。太平洋を満喫できるオープンデッキ車両も運行される。各駅では、漫画家やなせたかしさんがデザインしたイメージキャラクターが待ち受ける。(古谷禎一)

黒潮イメージ青いロゴ

 土佐くろしお鉄道の鉄印は、会社のロゴマーク入りの台紙に「中村駅」「安芸駅」と駅名が書かれ、乗車記念の印鑑が押される=写真=。駅の窓口や改札で乗車券と鉄印帳を見せると、乗車した日付を記入してもらえる。

 ロゴマークは、太平洋の黒潮をイメージした青い円形の図柄。文字は、沿線の中学、高校の書道の教諭らに依頼した。新型コロナウイルスの影響で観光客が減っているだけに、同鉄道では「鉄道のご朱印帳とも言えるもの。多くの人に乗ってもらうきっかけになってほしい」と期待している。

 鉄印帳は中村、安芸両駅で1冊2200円(税込み)で販売。記帳料300円(同)。問い合わせは、同鉄道企画営業課(0880・35・4962)。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

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1535426 0 鉄印帳を携えて 2020/10/10 05:00:00 2020/10/13 19:35:02 2020/10/13 19:35:02 四万十川に架かる佐田沈下橋 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201009-OYTAI50073-T.jpg?type=thumbnail

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