「はれのば」デザイン2賞 四万十市
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4月に四万十市の天神橋アーケードにオープンした施設が、デザインを評価され、日本空間デザイン賞の「銅賞」と、公益財団法人日本デザイン振興会の「グッドデザイン賞」をダブル受賞した。
施設は「Shimanto+Terrace(しまんと+てらす) はれのば」。土地の所有者が「市街地活性化に役立てて」と市に寄贈し、商店主ら5人が「四万十にぎわい商店」を設立、集客施設の建設運営に取り組んだ。
木造2階建て、延べ床面積約253平方メートルで、4店舗が営業。訪れた人がくつろげ、野外イベントなどにも使えるよう広場を設け、公衆トイレも整備した。
審査委員からは「まちの再生への思いが詰まったプロジェクトを誠実にくみ取った建築物。魅力的なたたずまい」と評価された。
設計した1級建築士、今西伴仁さん(37)が4日、四万十にぎわい商店のメンバーとともに市役所を訪れ、中平正宏市長に受賞報告をした。今西さんは「これほど大きな賞の受賞は初めて。多くの人が目を向けてくれるようになり、励みにもなる」と話していた。