大雨 崩落や床上浸水 

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土砂崩れの影響で通行止めとなった国道56号(中土佐町で)=近藤誠撮影
土砂崩れの影響で通行止めとなった国道56号(中土佐町で)=近藤誠撮影
土砂崩れで一部が陥没した国道56号(中土佐町で)
土砂崩れで一部が陥没した国道56号(中土佐町で)
美容室兼住宅に押し寄せた土砂。車1台がのみ込まれた(須崎市で)
美容室兼住宅に押し寄せた土砂。車1台がのみ込まれた(須崎市で)
水没した佐田沈下橋(四万十市で)
水没した佐田沈下橋(四万十市で)

台風4号

 台風4号の接近に伴い、県内では5日未明から雨が強まった。積乱雲が帯状に連なって災害級の大雨をもたらす「線状降水帯」が一時発生し、3時間雨量は須崎市で208ミリ、四万十町で194・5ミリと観測史上最多を更新。住宅の浸水や斜面の崩落などの被害が出たが、死傷者はいなかった。台風は温帯低気圧に変わったが、6日朝まで雨が降り続く見込みで、高知地方気象台が土砂災害などに注意を呼びかけている。

 気象台によると5日午前0時40分頃、県西部上空に線状降水帯が発生。1時間雨量は須崎市の須崎で85ミリ、四万十町の窪川で79・5ミリ。窪川では降り始め(2日)から5日午後4時までの総雨量が7月の平年値(377・9ミリ)を大きく上回る592ミリに達している。

 同午後5時現在、高知市や中土佐町、四万十町で計11件の床上浸水、南国市や芸西村など5市町村で計39件の床下浸水を確認。中土佐町久礼では、約700立方メートルの土砂が流出し、片側1車線の国道56号を塞いだ。

 黒潮町は4日夜、町内3地区に避難指示を出し、4か所の避難所に22人が避難。一夜を過ごす住民もいた。

 高知市は5日午後2時、全域を対象に「高齢者等避難」を発令し、避難所23か所を開設した。

 四国電力送配電によると、風雨の影響で梼原町、東洋町、仁淀川町など県内7市町で延べ約6500戸が停電したが、5日午後2時40分頃までに全て回復した。

 JR四国によると、予土線は窪川(四万十町)―近永(愛媛県鬼北町)間で、土讃線の特急列車は阿波池田(徳島県三好市)―高知(高知市)間で始発から運転を見合わせ、一部区間で代替輸送をした。

 高知自動車道は須崎東IC(インターチェンジ)―四万十町中央IC、南国安芸道路は香南のいちIC―芸西西ICで、一時通行止めとなった。

 雨雲が上空を通過する影響で、6日明け方にかけて県内の広範囲で雨が降ると予想され、気象台は「局地的な大雨の心配はないが、長雨の影響で遅れて発生する土砂災害などに警戒してほしい」としている。

沈下橋が水没

 県西部を流れる四万十川でも、前日から断続的に降りしきる強い雨で、水位が上昇。早朝には、観光スポットの佐田沈下橋(四万十市佐田)や、映画の撮影場所にもなった勝間沈下橋(同市勝間)などが、文字通り濁流に沈み、見えなくなった。

土砂 車のみ込む 須崎

 須崎市浦ノ内東分では、山林の斜面が高さ十数メートル、幅約10メートルにわたって崩れた。土砂が美容室兼住宅に押し寄せ、駐車場の車1台がのみ込まれたが、けが人はなかった。近所の住民によると、来客用に数台分の駐車場があったが、土砂で全てが覆われたといい、「この辺りでこれまでに土砂崩れはなかった。昨晩からの雨はひどかったが、こんなことになるとは」とショックを受けた様子だった。

移動期日前投票所 いの町で巡回中止

 台風4号の影響で、いの町で5日に予定されていた参院選の移動期日前投票所の開設が中止になった。同町選挙管理委員会によると、2019年に始めて以来、中止は初めてという。

 移動期日前投票所は、旧伊野町と旧吾北村、旧本川村の合併に伴い、高齢化が進む山間部の地区住民の利便性向上を目指して導入。5日は旧吾北村の10地区のうち5地区で、投票所となるワゴン車が巡回する予定だった。

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