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杖立温泉 再び元気な姿に 豪雨被災旅館再開

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新型コロナウイルスと豪雨災害からの復興を誓う権藤さん
新型コロナウイルスと豪雨災害からの復興を誓う権藤さん
土砂崩れで被災した観音岩温泉を見つめる井上さん
土砂崩れで被災した観音岩温泉を見つめる井上さん

 7月の豪雨では、小国町の杖立温泉も大きな被害を受けた。被災から間もなく半年となる今なお、大きな爪痕が残り、復旧工事に入れないままの施設もあるが、多くの旅館は営業を再開。関係者は「来年こそは、元気な姿で観光客をお迎えしたい」と前を向いている。

 杖立温泉は、約1800年の歴史がある温泉街。あちこちから湯煙が立ち上り、杖立川沿いに18軒の旅館が並ぶ。豪雨は県南部を中心に甚大な被害を出した7月4日以降も降り続き、小国町は同6~8日の大雨で、ほとんどの旅館が浸水被害を受けた。

 老舗旅館「葉隠館」は床上2メートルの高さまで水につかった。玄関先程度が浸水することは多かったといい、経営する権藤芳春さん(69)は「水害には慣れていたが、ここまで上がってくるとは思わなかった」と話す。

 流木や泥を取り除き、1階にあるフロントのカウンターや備品、窓や看板を新調して、9月末に営業を再開した。新型コロナウイルス対策を徹底し、密集を避けるため客室を減らして営業しているという。

 多くが再開にこぎ着ける一方で、日帰り温泉の「観音岩温泉」は今も復旧工事に着手できていない。

 家族連れに人気の施設だったが、豪雨で施設裏手の山が高さ約50メートルにわたって土砂崩れを起こし、4部屋が押し流された。県の治山工事が行われる予定で、施設の復旧工事に着手するまでには数年かかるという。

 経営する井上健作さん(47)は「工事を待つしかない。災害を知らずに温泉を訪れるお客さんも多いので、時間がかかってでも再開させたい」と話す。

 杖立温泉では、これまでに18軒中16軒が営業を再開。1月にはさらに1軒が宿泊を再開する見込みで、足湯につかりながら蒸気で蒸した食べ物を楽しめるよう、「蒸し場」の改修や、食材が入った自動販売機の設置も予定している。

 今年は、豪雨だけでなく、新型コロナウイルスの影響で名物の「こいのぼり祭り」(4~5月)など様々な催しが中止となっただけに、杖立温泉観光協会長も務める権藤さんは「きれいな鯉のぼりを掲げ、杖立の蒸し物と足湯がコラボした新しい取り組みも売り出していきたい」と力を込めた。

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1737799 0 ニュース 2020/12/30 05:00:00 2020/12/30 05:00:00 2020/12/30 05:00:00 新型コロナウイルスと豪雨災害からの復興を誓う権藤さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201229-OYTNI50005-T.jpg?type=thumbnail

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