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戦死の父76年ぶりの手紙 米国から遺族へ届く

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額縁に入れられたはがきを見る利為さん(右)と妻、久美子さん
額縁に入れられたはがきを見る利為さん(右)と妻、久美子さん

 太平洋戦争中にフィリピンで戦死した県出身の前田末雄さんが、戦地で家族に宛てて書いたはがきが、76年の歳月を経て玉名市の遺族の元に届けられた。当時の米軍従軍記者が偶然手にした後、所有者となった別の米国人が内容を知り、市を通じて送った。長男の利為としなりさん(79)は「当時3歳で、記憶にほとんどない父親の面影を感じられた」と感謝している。(岡林嵩介)

 海軍大尉だった末雄さんは1945年4月15日、フィリピン・バターン半島で32歳で戦死したとされる。はがきは、義父の安次さん宛てで、「当地に於て専ら数十回の空襲」と厳しい戦況に触れながら、「士気、健康共に旺盛」と伝えている。最後は、内地の家族に対し、「御健在を念じて」と締めくくっている。

 宛名の横には、英語で45年3月4日にマニラのホテルで拾った旨の記載があり、米軍従軍記者が書いたとみられるという。この記者の死後、売りに出されたはがきを手にした米国人が知人の日本人に翻訳を依頼。その過程で、玉名市役所に連絡があった。

 はがきは2月、額縁に収められた状態で届けられた。利為さんは、「ひょっとしたら」と夫の帰りを待ち続けて2009年に亡くなった母・フミさんに報告した。「76年間大切に保管し、届けてもらった善意に感謝している。父親の最後の通信文を見られてよかった」と話した。

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1963273 0 ニュース 2021/04/06 05:00:00 2021/04/06 05:00:00 2021/04/06 05:00:00 末雄さんが家族に宛てたはがきを見る利為さん(右)と久美子さん(18日午後0時23分、玉名市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210405-OYTNI50018-T.jpg?type=thumbnail

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