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電話で「お金」詐欺急増 「還付金」最多、4割占める

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 電話でうそを言うなどして信頼させ、現金をだまし取る特殊詐欺「電話で『お金』詐欺」が急増している。今年は7月末までの認知件数が56件(被害総額約1億1000万円)に上り、昨年1年間の41件を既に上回っている。特に還付金詐欺の被害が多く、県警は警戒を呼びかけている。

 「電話で『お金』詐欺」は、県警が昨年1月、県民に広く注意喚起しようと「振り込め詐欺等」から変更した名称。「電話」と「お金」というキーワードを強調し、被害低減につなげようと、ポスターやSNSなどで周知してきた。

 県警生活安全企画課によると、今年の発生件数の内訳は「還付金詐欺」が22件と最多。「架空料金請求詐欺」が16件、キャッシュカードや通帳などをだまし取る「預貯金詐欺」8件、カードを入れた封筒をすり替える「キャッシュカード詐欺盗」6件と続いた。

 還付金詐欺は昨年は0件だったが、今年は全体の4割を占めている。

 市役所や役場の職員になりすまして電話し、「介護保険料の過払いがある」などと話して現金自動預け払い機(ATM)に誘導する手口が多い。その後に銀行員を名乗る別の人物が電話を掛け、「今から言う、あなたの番号を入力してください」などと伝える。

 言われた通りに入力すると、その数字がそのまま被害額となる。送金の上限額に近い49万9000円程度の金額が多いのが特徴。「エラーが出たのでもう一度入力を」などと求められ、複数回被害を受けた人もいるという。

 被害の7割以上は65歳以上の高齢者で、最高で約280万円をだまし取られた被害者もいる。同課は「本人は自分の番号を入力しているだけで、送金している意識がない」と警鐘を鳴らす。

 同課の古城大一次席は「行政などが還付金などの手続きを電話で行うことはない。電話でお金の話が出たら、まず、電話を切り、警察や家族に相談してほしい」と呼びかける。

 「電話で『お金』詐欺」を未然に防ごうと、県警は、全国で摘発された詐欺グループから押収した名簿に登録されている県内の電話番号に電話をかけ、注意を呼び掛ける取り組みを始めた。

 県ゆかりの剣豪・宮本武蔵にちなんで「むさし安心コール」と題し、7月5日から運用を開始。民間業者に業務委託し、詐欺の手口や対策を伝えている。

 県警は「来年3月末までに計5万人に呼び掛け、少しでも未然に被害を防止したい。貯金残高や暗証番号などを聞くことは絶対にないので、なりすましには注意してほしい」としている。

 被害の相談は、専用のホットライン(096・381・2567)へ。

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