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県は29日、新型コロナウイルスの10万人あたりの1週間の新規感染者数について、沖縄県に次いで全国で2番目と高水準であることを明らかにした。県は「人流が活発化しており、九州全域で感染者は増加傾向」として、改めて感染防止対策の徹底を呼びかけた。
県によると、大型連休後に一時増加した感染者数が落ちついて5月下旬は減少に転じていたが、6月中旬以降は再び増加傾向が続いている。特に、八代保健所と宇城保健所の管内では感染者数が急増しており、学校や保育所、家庭での感染が多いとみられる。
県は、エアコンを使用することで換気不足となっていることが感染の拡大に影響している可能性があるとして、30分に1回以上などこまめな換気の徹底を求めた。マスクの着用については、熱中症予防のため、屋外で人と十分な距離を保つことができる場合などは外し、会食時や屋内で会話する際には着用するよう呼びかけている。
一方、政府が7月前半にも支援対象を全国に拡大するとの方針を示している旅行割引キャンペーン(県民割)については、社会経済活動を促進する必要性があるとして実施の見直しなどは検討していないという。