映画に浸る 至福の時を

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◇イオンシネマ久御山総支配人 高田木祐さん 46

「映画で非日常の時間を楽しんでほしい」と話す高田さん(久御山町で)
「映画で非日常の時間を楽しんでほしい」と話す高田さん(久御山町で)

 「地元の田園風景の素晴らしさを再認識できる」と、地元・久御山町などを舞台に、城陽市出身の監督が手がけた自主制作映画「ごはん」の上映を企画した。

 客足が好調で、当初は6月下旬から2週間だった上映予定を1週間延長させた。観客からは「こんなに泣けた映画は久しぶり」という感想が寄せられた。

 客を多く呼べるのは大抵、ハリウッド大作といった商業的な作品だが、低予算で、大スターが出ない作品も大切にする。

 この1年間、「ごはん」以外にも、笠置町が舞台になった「笠置ROCK!」や、サイクリングコースとして人気の井手町を題材にした「神さまのわだち」も上映した。「映画には色々なタイプの力強さがあること」を伝えたいという思いがあるからだ。

 「お客さまの人生に影響を与えるような映画を届けたい」がモットー。自身も映画から大きな影響を受けた。

 ジェームズ・ボンドが活躍する「007」シリーズが大好きだった父の影響で、幼少期から映画好きだった。特にかれたのが香港映画スターのジャッキー・チェン。小学生の頃、大阪・梅田で新作が封切られると、自宅のあった兵庫県川西市から友達と一緒に、休日の始発電車で劇場に向かい、良い席をとるため行列に並んだ。

 専門学校卒業後、歯科技工士として働き始めた。だが「映画と関わり続けたい」との思いを抑えきれず、28歳で、映画興行会社ワーナー・マイカル(現イオンエンターテイメント)に就職した。

 劇場に届いたリール状のフィルムをつなぎ合わせる映写技師として10年ほど働いたが、2010年頃からデジタル化が急速に進展した。フィルムは姿を消し、技師ではなく劇場の運営が業務の中心になった。

 イオンシネマ久御山は1999年夏に京都初のシネコンとして開業した。最盛期は年間117万人が入場したが、周辺のシネコンとの競争激化や少子化で、取り巻く環境は厳しさを増している。

 それでも、幼少から一貫して愛してきたからこそ、誰よりも映画の楽しさを理解しているという自負がある。

 「日常を離れ、大スクリーンで繰り広げられるスペクタクルに没頭し、想像力を心ゆくまで解き放てるのが映画の魅力。お客さまが至福の時間に浸れるよう、劇場の責任者として万全の環境を整えてお迎えしたい」。人懐っこい笑顔で胸を張った。

(橋間督)

 

◆たかた・もくすけ 1972年生まれ。妻と長男(小5)が兵庫県三田市におり、伏見区で単身赴任中。2014年からイオンシネマ久御山に勤務、翌15年に総支配人に就任した。上映に関する問い合わせは同シネマ(075・633・0901)。

38087 0 きょう・人・十色 2018/08/27 05:00:00 2018/08/27 05:00:00 「映画で非日常の時間を楽しんでほしい」と話す高田さん(久御山町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180826-OYTAI50002-T.jpg?type=thumbnail

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