心揺さぶる 魂の舞

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芸歴50年目を迎えたギリヤーク尼ヶ崎。鬼気迫る踊りで魅了した(3日、東山区で)=秋山原撮影
芸歴50年目を迎えたギリヤーク尼ヶ崎。鬼気迫る踊りで魅了した(3日、東山区で)=秋山原撮影

 大型連休ただ中の円山公園に突如、人だかりができた。中心にはギリヤーク尼ヶ崎、87歳。大道芸人だ。

 津軽三味線の悲壮な音色に乗せ、激しく身体をひねり、表情を千変万化させる創作舞踏は、「鬼」や「祈り」と呼び名がついた。国内外の街頭で舞い、おひねりだけで生計を立て、ちょうど半世紀。存在は半ば生ける伝説と化している。

 車いすで現れた背は深く折れ、手が小刻みに震える。数年前から患う脊柱管狭窄きょうさく症とパーキンソン病の症状だ。「芸の一端だけでも」と立ち上がると、灰色の空に着物の赤がにじんだ。

 老いらくのリズムが早まり、命を削るようにして舞う。音がやみ、しわを刻んだ顔に恍惚こうこつの表情が浮かんだ。「90歳くらいまでには立派な踊りをしたい」。雲間から一瞬漏れた光が無邪気な笑顔を照らした。(随時掲載)

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23290 0 #kyoto 2018/05/25 05:00:00 2018/05/25 05:00:00 芸歴50年目を迎えたギリヤーク尼ヶ崎。病身ながら面妖な踊りで観衆を魅了した(3日午後2時18分、東山区の円山公園で)=秋山原撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180524-OYTAI50011-T.jpg?type=thumbnail

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