舞妓の私 集大成

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「黒髪」を情感豊かに踊る富津愈さん(5月27日、東山区で)=長沖真未撮影
「黒髪」を情感豊かに踊る富津愈さん(5月27日、東山区で)=長沖真未撮影

 5月下旬、舞妓まいこが芸妓になる「襟替えりかえ」を控えた期間に踊る「黒髪」を、花街・祇園東(東山区)の富津愈とみつゆさんがお客の前で披露する場面に立ち会った。

 失恋した女性の切ない思いを歌った「黒髪」は、舞妓時代の集大成として舞われる。繊細な女心を表現するまなざしには、色っぽさが漂っていた。

 富津愈さんは、かつての新妻の髪形「先笄さっこう」を結い、既婚女性の習わしだった「お歯黒」をしていた。

 既婚者の格好をするのはなぜか。花街に詳しい京都産業大日本文化研究所の伊藤修・上席特別客員研究員(73)は「独身でいることが不文律の芸妓になる前、新妻の姿を体験させてあげる意味合いがある」とみる。

 富津愈さんは舞妓になる前、ニュージーランドに4年間留学した。英語で接客できる国際派として活躍が期待されている。舞い終えて、「日本や京都の花街文化に興味を持つ皆さんの手助けをさせてもらえたらうれしおす」と、今後の抱負を語る笑顔には、伝統としきたりの世界に生きる覚悟がのぞいていた。(随時掲載)

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27943 0 #kyoto 2018/06/29 05:00:00 2019/01/16 11:43:44 襟替え前の数日間だけ踊る「黒髪」を、情感豊かに舞う祇園東の芸妓、富津愈さん(左)(27日、京都市東山区で)=長沖真未撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180628-OYTAI50008-T.jpg?type=thumbnail

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