<4>AIと人 未来へ共存

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 ◇考えるコンピューター 森 信介さん47

 12歳の時にパソコンを買い、雑誌に掲載されていたプログラミングを基に、キャラクターを動かしてゴールを目指すゲームを作りました。すぐにゲームが終わらないよう仕組みを修正し、遊びながら自然と学びました。それがコンピューターの研究者になった原点です。

 大学では、人工知能(AI)の研究に取り組んでいます。例えば、将棋の解説をするAI。将棋を指すAIの研究が始まった頃、「どうしてその手を指したのか、理由を知りたくなるはず」と考えたからです。

 東京大の大学院生亀甲博貴さん(27)らと協力しながら、プロの解説文などをAIに覚え込ませています。2012年に京都市であった羽生善治さんと森内俊之名人の名人戦では、対局の解説を録音しに行きました。戦型や指し手は説明できるようになりましたが、人からの質問に答えることはまだできません。

 AIが普及すれば、機械が選択した行動について、説明が求められる時代が来るはずです。きちんと説明ができれば、機械に対する不信感は抑えられるのではないでしょうか。将棋解説の研究は、機械と人との共存につながると考えています。

 AIの進歩によって、外国語の同時自動翻訳など、私たちの生活がより便利に豊かになる可能性があります。講演では、そんなAI技術をより深く知ってもらえればと思います。

 研究者は、誰も考えない新しいものを創り出し、社会に発信する義務があります。研究も含めて何かに挑戦している若い人には、もうやりきったと思ってもそこで終わらず、もう一段突き詰める姿勢を大切にしてほしいですね。

      

 ◇兵庫県出身。京都大工学部卒。博士(工学、京大)。日本アイ・ビー・エムを経て、2007年に京大学術情報メディアセンター准教授。16年から同教授。

       

 ※シンポジウムの参加申し込みは定員に達したため、受け付けを終了しました。

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8049 0 京大起春風 附置研シンポ 2018/02/18 05:00:00 2018/02/18 05:00:00

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