「大一番」参加してこそ

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 街角のあちこちで旗がなびき、若者たちが叫ぶ。野球のメジャーリーグ、レッドソックスの熱戦が終わった直後の繁華街に迷い込んだようだった。

 米国留学中に見た2004年の大統領選。静かな学生街のボストンもお祭り騒ぎになった。

 争点の一つが、共和党のブッシュ大統領がイラク戦争に踏み切った判断だった。大統領を猛批判していた友人はもちろん民主党支持……と思ったら、共和党の赤い旗を振っていた。「うちは3代、共和党だからね」。わが家は巨人しか応援しないと言い切るような軽い調子で言われ、拍子抜けした。

 熱源はこのスポーツに似たノリのよさだ。観戦者ではなく自分もプレーヤーだと思うから、力の入れ方が違ってくる。

 8日の知事選。府選管の推計では、18、19歳の計4万8920人が初めて投票権を得た。それでも投票率は過去2番目に低い35・17%。手にした1票をどちらに入れるか決めかねたのか。トップを決める大一番にしては、学生の街らしい熱気を感じなかった。

 米国には「打席に立たなければホームランは打てない」という言葉がある。ニュースで結果を見るだけでは、試合は楽しめない。(上杉洋司)

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16425 0 @kyoto 2018/04/12 05:00:00 2018/04/12 05:00:00

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