映画「ごはん」田園風景で満腹

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 「出穂」と書いて「しゅっすい」と読む。まだ青い穂が稲の茎からようやく顔をのぞかせた様子を言う。また、田んぼの管理で水がカギを握るのは素人でも容易に想像がつくが、あえて水を枯らして稲の生存本能を刺激する「土用干し」という作業があることも知った。

 巨椋おぐら池干拓地(久御山町など)の水田を舞台に、城陽市の兼業農家に生まれた安田淳一監督(51)が自主制作した映画「ごはん」を、イオンシネマ久御山(久御山町)で鑑賞し(上映は12日まで)、コメ作りにまつわる様々な知識を楽しく学んだ。

 近鉄京都線で宇治方面から京都市内に向かう際、車窓から見える広大な田園は府南部で暮らす住民にとって、まさに郷愁を誘う心象風景。それが作品では、季節に応じての移ろいが見事に描き分けられ、「もう、おなかいっぱい」と言葉が漏れそうなほど堪能できる。

 京都は、神社仏閣を中心に歴史ドラマ大作などのロケ地として重宝されてきたが、視点を変えれば、魅力的な撮影地がまだ他にもたくさん埋もれていそうだ。

 「ごはん」には、京都在住で「時代劇で5万回斬られた男」の異名をもつ俳優・福本清三さんが渋い脇役で出演し、普段のイメージとは違うちゃめっ気たっぷりの演技を見せてくれる。これも必見である。(橋間督)

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28322 0 @kyoto 2018/07/01 05:00:00 2019/01/16 11:54:48

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