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<宇治茶>ブランド化 PRに力

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「オンライン宇治茶ムリエ講座」で玉露のおいしい入れ方を伝えるインストラクター(手前、宇治市で)
「オンライン宇治茶ムリエ講座」で玉露のおいしい入れ方を伝えるインストラクター(手前、宇治市で)

 宇治茶の魅力を国内外に広めて消費拡大につなごうと、府などもPRに力を入れている。専門家が茶の入れ方や楽しみ方を伝える「宇治茶ムリエ講座」は出前を含めて毎年30回前後開催するほか、茶農家には高級種への植え替えを奨励し、ブランド化を図る。

 「皆さん、私の声が聞こえますか?」。日本茶インストラクターの女性の呼びかけに、参加者が画面越しにうなずいた。5月28日、府山城広域振興局(宇治市)が開いた「オンライン宇治茶ムリエ講座」には、午前と午後で計47人がウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って参加し、玉露の入れ方や宇治茶の歴史などを学んだ。

 従来は山城地域の会場で開いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い昨年度からオンラインになった。一般向けに21回実施したオンライン講座の参加者432人のうち、府外からは34%が受講。関東や米国、中国など、対面では参加できなかった地域の人も目立った。

 同志社大3年の韓国人オ・ジュヒョンさん(21)(大阪市)もこの日、「オンラインだからこそ参加できた」と喜んだ。宇治茶の魅力が外国人にも伝わりつつある。

 府は、宇治茶の高級化路線にも力を注ぐ。2020年度、京都産荒茶の生産量は国産のわずか3%で、静岡(36%)や鹿児島(34%)などに太刀打ちできない。このため、質で対抗しようと、府は京都の茶畑で6割を占める「やぶきた」から高級種への植え替えを農家に勧めている。

 高級種は、宇治の在来種をベースに府茶業研究所(宇治市)が開発し、香りやうまみが強いのが特徴。今年度から補助制度も拡大し、今後、5年間で100ヘクタールでの転換を目指すという。

 世界に通用するブランドづくりも進められている。欧州など厳しい基準に適合した茶葉をつくり、輸出を可能にするよう、一部の茶畑では農薬の変更も行われている。府や農家の挑戦はまだまだ続く。

◇おいしい水出し茶のつくり方  〈1〉ティーバッグ入りの茶葉5グラムに対して冷水250ミリ・リットルをピッチャーなどに入れ、冷蔵庫で1晩(8時間前後)置く〈2〉翌朝、ピッチャーからティーバッグを取り出し、軽く絞る〈3〉できた茶はそのまま冷蔵庫で保存し、その日のうちに飲みきる。茶の濃さは好みにより茶葉や水の量で調節する。

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2150410 0 New門@京都 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 2021/06/24 05:00:00 「オンライン宇治茶ムリエ講座」で玉露のおいしい入れ方を伝えるインストラクター(手前、宇治市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210623-OYTAI50039-T.jpg?type=thumbnail

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