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 新型コロナウイルスの影響は市民スポーツにも及んでいる。府内のマラソン大会も感染リスクから通常開催ができなくなった。代わりに注目されているのがオンライン大会だ。スマートフォンのアプリで走行距離を計測し、期間中に計42・195キロ以上を自分のペースで目指す「新しいマラソン様式」。京都マラソンの代替として実施されたオンラインの大会で記者(29)が「完走」に挑んだ。

 「そもそもこんな時期にランニングしていいの?」

 1月下旬。感染「第3波」を迎え、府には2回目の緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛が求められる情勢だった。いざ走るとなるとおっくうになったこともあり、言い訳めいた疑問がふと頭をよぎった。

 参加した「おんらいん京都マラソン」(1月23日~2月21日)を主催する京都市の担当者の回答は明快だった。「むしろ積極的に走り、体を動かしてください」。感染対策も重要だが、外出自粛による運動不足が体調の悪化を引き起こす健康二次被害の懸念の方が大きいという。

 約1年に及ぶ外出自粛に慣れてしまい、運動には及び腰になっていたが、ようやく「初マラソン」を走破する決意が固まった。

 悩んだのは、マスクを着けるかどうか。新しい生活習慣になじみ、マスクなしでは街行く人に口元を見られている気さえして、居心地の悪さを感じる。それでも、マスクを着けて走り続ければ呼吸困難に陥りそうになるため、周囲と「2メートル」のソーシャルディスタンス(社会的距離)を保って走れば問題ないと考えた。

 しかし、スポーツ医学に詳しい筑波大教授の久野譜也さんからは、「2メートルでは足りない」と指摘された。ランニング時には、気流などの影響を受けて、ランナーの約10メートル後方まで飛まつが漂うのだという。

 久野さんは、マスクを外して走る時は周囲の人と「前後10メートル、横1・5メートル」の距離を取ることを推奨。「風向きによって飛まつの拡散距離も変わる。公園や川沿いなど距離が十分に取れる場所以外では極力マスクを着けてほしい」と促す。

 アドバイスを参考に、自宅から鴨川へ向かう住宅街でマスクを着け、川沿いでは周囲との10メートルを意識した上で、マスクを外し走ることにした。できるだけ人通りが少ない時間帯やコースを選ぶなど、自分と周囲の感染リスクを減らすことができることも学んだ。コロナの流行下での「ランニングエチケット」を知るだけで何かをやり遂げた気がしていたが、開催期間も半ばを過ぎ、一歩も走っていなかった。

(松田智之が担当します)

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