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巨大提灯 希望の光

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店の明かりが消えた夜の寺町京極商店街。巨大な提灯が浮かび上がる(中京区で)
店の明かりが消えた夜の寺町京極商店街。巨大な提灯が浮かび上がる(中京区で)
「苦しい時期に掲げた提灯が、商店街の新たなシンボルになれば」と語る菅さん
「苦しい時期に掲げた提灯が、商店街の新たなシンボルになれば」と語る菅さん

寺町京極商店街

 新型コロナウイルス対策で、京都に3度目の緊急事態宣言が発令された。かき入れ時の大型連休中、府内の観光地は2年連続で大きな痛手を負っている。苦境の中、前を向こうと懸命な自営業者の姿を2回に分けて点描する。

 ぬくもりのある明かりに、なんだかホッとした。

 例年なら観光客や若者らでにぎわう「寺町京極商店街」(中京区)。店の明かりが消えた夜、三条通と四条通の入り口近くのアーケードからそれぞれ下げられた縦横2メートルを超す大きな提灯ちょうちんが、静かな通りをぽうっと照らす。

 「たくさんの人に届く希望の光をともそう」と商店街振興組合が企画。昨冬、京提灯の老舗「小嶋商店」(東山区)に依頼し、1か月がかりで製作した。

 南北約500メートルの通りに土産物店など180以上の店舗が並ぶが、緊急事態宣言下で1割が休業。残りの大半も時短営業に移った。

 提灯づくりを提唱した一人で、洋装店を営む菅真継まさつぐさん(34)は「コロナ禍で自分も周りも気持ちが沈み、うつむきがちになった」という。「だから大きい提灯を高い所に掲げたら、きっとみんなが顔を上げてくれると思った」

 提灯の下側には朱色で羅針盤の模様が描かれている。耐え忍び、その先にあるコロナの終息を信じる商店主の針路を迷いなく示しているかのようだ。

 夜風に揺れ、優しい光を放つ提灯が今度は頼もしく見えた。(文・山口景子、写真・河村道浩)

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2028318 0 コロナ下の自営業者 2021/05/04 05:00:00 2021/05/04 05:00:00 2021/05/04 05:00:00 寺町京極商店街を照らす大提灯(27日午後9時11分、京都市中京区で)=河村道浩撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210503-OYTAI50006-T.jpg?type=thumbnail

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