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皆川博恵選手へ―宇治レスリング教室より

 レスリング女子最重量級の76キロ級に初出場する皆川博恵選手(33)が2歳の頃から籍を置いた「宇治レスリング教室」(宇治市)。1日に始まる競技に向け、現在のメンバー12人は本人の名前をプリントしたオリジナルタオルで応援する。皆川選手を小学生の頃から知る立命館宇治中・高校教諭で同教室代表の水口貴之さん(40)は「コロナ禍でみんなが集まっての応援は無理だけど、それぞれの自宅で試合を見守りたい」と話す。

 教室は1984年頃、宇治高(現在の立命館宇治高)のレスリング部顧問だった皆川選手の父鈴木秀知さん(70)が設立。88年の京都国体を前に「京都にもレスリングを楽しむ文化を根付かせたい」との思いで、同高を誰でも参加できる稽古場とした。

 皆川選手が物心つくようになると、当然のように教室へ顔を出すように。秀知さんは、水口さんら有望選手を全国から集めて自宅に下宿させ、部員らは教室で皆川選手ら通ってくる子どもらに教えた。

 水口さんは「幼い頃から鍛錬しただけに、皆川選手の技術はオールラウンド。試合中も冷静に状況を把握し、展開を考えていくタイプ」と語る。

 皆川選手は立命館宇治高レスリング部を経て立命館大へ。銀メダルを獲得した2019年世界選手権の前にも同高で調整を行い、そこでの稽古ぶりを目にした水口さんは「自分が今できることを最大限やり続ける、勝負師の雰囲気を身につけていた」と振り返る。

 試合で身につけたユニホームやチームTシャツを同高に寄贈するなど、皆川選手の〈古巣〉への愛着は人一倍だ。水口さんは「人生をささげたレスリングに、メダルという形で評価されればうれしい。でも何より、本人が『力を出し切った』と思える形で終わってくれることが一番です」と話す。

 教室に通う小学5年木下 一知花いちか さん(11)は「私も頑張らないと。日曜日は家族で応援します」。中学1年金子大希君(13)は「身近な人が五輪に出場し、自分にも不可能ではないのかとも思える。中継を見て技術を学びたい」と話した。

(坂木二郎)

【レスリング】 古代五輪でも実施され、最古の格闘技とも言われる。試合は直径9メートルの円形上で行い、相手を組み伏せて両肩を1秒間マットの上に付けると勝ち(フォール)。立った状態からの投げ技や、腹ばいの相手に組み付いて90度以上回転させるなどのポイントでも勝敗が決まる。

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