「最後」と「最古」歴史PR…南丹市

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南丹市が「ラストキャッスル」としてPRする園部城跡。櫓門は、園部高の校門に使われている
南丹市が「ラストキャッスル」としてPRする園部城跡。櫓門は、園部高の校門に使われている
「日本最古の天満宮」として信仰を集める生身天満宮(いずれも南丹市で)
「日本最古の天満宮」として信仰を集める生身天満宮(いずれも南丹市で)

◇園部藩立藩400年記念

 ラストキャッスル(最後の城)とファースト天神(最古の天満宮)があるまち――。南丹市が園部藩の立藩400年を記念し、こんなキャッチフレーズで、市民や観光客向けのPRを本格化させる。庁内に各課の横断組織を設けており、新年度には企画展など関連行事を展開する方針だ。(森秀和)

 ラストキャッスルは、市中心部の園部町にある園部城跡を指す。豊臣秀吉の縁戚で、出石藩(兵庫県豊岡市)の藩主から移った小出吉親こいでよしちかが1619年に園部藩を立藩した。約3万石の所領は、現在の南丹市域などにあった。

 当初拠点とした建物は城ではなく、天守閣や大規模なやぐらがない「陣屋」の扱いだった。幕末になってようやく悲願だった築城の内諾を江戸幕府から得たが、大政奉還に伴って棚上げされ、明治政府が改めて認める形で1869年に櫓などを整備し、「日本で最後にできた城」となった。2年後には廃藩置県が行われ、城としての役目を終えた。

 城跡には府立園部高ができたが、たつみ櫓や櫓門、番所は今も残り、櫓内では昨秋から小出氏の家紋が入った香炉や鯱瓦しゃちがわらなどを展示している(観覧は園部高に予約が必要)。同市八木町の安楽寺には、園部城から移築された太鼓櫓もある。

 一方のファースト天神とは、小出氏も崇敬した園部町の生身天満宮のこと。起源は菅原道真が存命中の901年に遡るとされ、「日本最古の天満宮」として知られる。現在、老朽化が進んだ本殿や拝殿などの修復に向けた取り組みが進められている。

 市と市教委は、節目の年に地域振興の機運を高めようと、昨秋にラストキャッスルとファースト天神のPRを担当するプロジェクトチームを発足。定住・企画戦略や商工観光、社会教育などの担当部署が参加し、市役所周辺に「園部藩立藩四〇〇年」と書いたのぼりを掲げた。

 新年度には、企画展示や講演会、甲冑かっちゅう作りなどの体験講座も計画している。

 市は「400年という節目に、他の街にはない特色を生かし、市内外に地域の良さや歴史を伝えたい」としている。

62584 0 ニュース 2019/01/22 05:00:00 2019/01/22 10:42:47 2019/01/22 10:42:47 園部藩立藩400年を機に、「ラストキャッスル」としてPRしている園部城跡(南丹市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190121-OYTNI50131-T.jpg?type=thumbnail

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