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新作能「沖宮」6月再演を

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「沖宮」の一場面(2018年、上杉遥さん撮影)
「沖宮」の一場面(2018年、上杉遥さん撮影)

石牟礼さん原作 実行委がCF

 作家の石牟礼道子さんが原作を書き、紬織つむぎおりの人間国宝・志村ふくみさん(96)が衣装を監修した新作能「沖宮おきのみや」を6月に再演しようと、実行委員会が、インターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディング(CF)を行っている。

 石牟礼さんと志村さんは友人で、東日本大震災後の対話から沖宮が生まれた。石牟礼さんは2018年2月、90歳で亡くなった。

 沖宮は石牟礼さんの故郷の熊本・天草が舞台。干ばつに苦しむ村のため、竜神への人身御供ごくうとして、島原の乱で散った天草四郎の乳きょうだいの少女あやが選ばれる。あやは四郎に手を引かれ、いのちの母なる神がいるという海底の沖宮に導かれる。

 志村さんは紅花で緋色ひいろ、クサギの実で水色に染め上げた。初演は18年10月に熊本、続いて京都、東京で上演された。

 今回は演出を変更して再演し、6月12日、上京区の金剛能楽堂で、午後3時、同6時の2回公演。出演は能楽師の金剛龍謹たつのりさんら。実行委代表を務める、ふくみさんの孫の志村昌司さん(49)は「コロナ禍で世界中が苦難に見舞われている今こそ、いのちの復活という作品のメッセージを伝えたい」と話している。

 目標額は935万円で、期限は3月31日。支援額に応じてチケット(3万円など)、オンライン視聴(5000円)のほか、マスクなどの返礼品を用意している。支援はCFのサイト(https://the-kyoto.en-jine.com/projects/okinomiya2021)から。問い合わせは公演実行委(075・746・3303)へ。

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1823296 0 ニュース 2021/02/06 05:00:00 2021/02/06 05:00:00 2021/02/06 05:00:00 「沖宮」の一場面(2018年、上杉遥さん撮影) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210205-OYTNI50024-T.jpg?type=thumbnail

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