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和束の茶畑眺め一服を…町 移動式茶室開発

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茶畑の傾斜地でせり出すように設置された「おもてなし茶室」(和束町提供)
茶畑の傾斜地でせり出すように設置された「おもてなし茶室」(和束町提供)

催し活用、無料貸し出しも

 府内最大の茶産地・和束町は、山肌に茶畑が広がる「茶源郷」の景観を観光客らが眺めながら一服できるよう、畑の斜面に設営できる移動式茶室を開発した。「おもてなし茶室」と名付け、3月から茶畑を舞台にしたイベントに活用。希望する茶農家らにも「インスタ映え」するデートスポットなどとして無料で貸し出す予定で、担当者は「和束の茶を全国にアピールするツールにしたい」と意気込んでいる。(今村正彦)

 町地域力推進課が昨年8月から、茶農家の畑広大さん(38)らと茶文化の継承や町のPR策について議論を重ね、移動式茶室づくりを発案した。

 茶室は製作費400万円で広さ11平方メートル。杉材を用い、屋根は丈夫な布製で、一度に6人前後が利用できる。傾斜地でも設置が可能で、「清水の舞台」のようにせり出す「懸け造り」の茶室も組み立てられる。

 茶道家と料理人による茶会や、茶事とアートの共同事業、座禅体験などでの活用を想定し、昨年12月下旬から町内の茶畑に設営。今年4月からは町内約300戸の茶農家ら希望者に各1か月間を期限に無料で貸し出す予定で、町の担当者は「コロナ禍の影響で茶葉の売れ行きは芳しくないが、産業振興や文化継承につなげたい」と話す。

 畑さんも「夕日を浴びて輝く茶室に、言いようのない神々しさを感じた」と笑顔。「和束の茶をより多くの人に知ってもらう格好の舞台になる。お盆休み中や小学校でも活用されれば、帰省中の若者や地元の子どもたちに改めて郷土の魅力や誇りを感じてもらえる」と期待を寄せた。

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1838897 0 ニュース 2021/02/13 05:00:00 2021/02/13 05:00:00 2021/02/13 05:00:00 茶畑に設置された「おもてなし茶室」(町提供)(和束町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210212-OYTNI50019-T.jpg?type=thumbnail

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