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「鷹山」巡行復帰へ着々

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鷹山のイメージ図=作図・中川未子(よろずでざいん)
鷹山のイメージ図=作図・中川未子(よろずでざいん)
「互いに引き立て合う色あい」と、二番・三番水引のできばえを喜ぶ山田理事長(右、上京区で)
「互いに引き立て合う色あい」と、二番・三番水引のできばえを喜ぶ山田理事長(右、上京区で)
披露された鷹山の胴懸に見入る人たち(2月10日、中京区で)
披露された鷹山の胴懸に見入る人たち(2月10日、中京区で)
建造が進む鷹山の本体(奥)と屋根(手前)(4月2日、京丹波町で)
建造が進む鷹山の本体(奥)と屋根(手前)(4月2日、京丹波町で)

来年の祇園祭 196年ぶり

 2022年の祇園祭で196年ぶりの山鉾やまほこ巡行復帰を目指す「鷹山たかやま」の保存会(中京区)が、本体や装飾品の制作を着々と進めている。5月には試しきを計画しており、関係者は期待を膨らませている。(持丸直子)

5月 試し曳きを計画

 「模様がくっきりとしていてきれい。さすが手織りやなあ」。鷹山保存会の山田純司理事長(66)は1月26日、山の四方を飾る「水引みずひき」を制作する「龍村美術織物」の烏丸工場(上京区)を訪れ、職人の手さばきに目を見張った。

 鷹山は応仁の乱以前から巡行に参加していた由緒ある曳山ひきやま。江戸後期の1826年に暴風雨で装飾品を損傷し、翌年から巡行に参加しない「休み山」に。さらに幕末の禁門の変(1864年)で大半が焼失した。山の復興に向け、2015年に保存会が発足し、古文書や絵画資料の調査を経て18年に基本設計を完成させた。

 水引は囃子方はやしかたが座る欄縁らんぶちの下側を飾る。上から順に一番から三番まであり、鳥や牡丹ぼたんなどをあでやかな多色で織った二番水引と、金糸で豪華なきりの文様を再現した三番水引は、完成した。メインとなる一番水引は麒麟きりんの文様で、今月から制作にかかる。

 山の左右を飾る「胴懸どうかけ」のペルシャじゅうたん2枚は、羊毛を紡ぎ、草木で染めて手で織るイランの伝統的な技法で制作。完成までに2年以上かかった。植物文様の左面はイラン中部・カシャンの工房で織られ、右面の文様は遊牧民に伝わるカニで水の神のシンボルという。京都の企業経営者らで作る「KIA会」が寄贈し、山の前後を飾るアンティークのトルコじゅうたん2枚は保存会が購入した。

 本体の木部は、京丹波町の安井もく工務店で建造中。高さ7・6メートル、幅4・3メートル、長さ6・3メートルで、曳山では最大級だ。「車輪」は船鉾から、台座に据えて重心を下げる「石持いしもち」は放下鉾、骨組みの中心部「やぐら」は菊水鉾から、それぞれ譲り受け、修理するなどして使用している。

 2日は、鷹山の町内で専門学校を運営する「滋慶学園グループ」の寄付で制作した屋根と、茶製造販売会社「ちきりや」が寄贈した曳き綱、府の補助金で作った「房」が披露された。

 5月には、完成した本体の試し曳きを行う。山田理事長は「多くの方のご支援に心より感謝している。来年の復帰に向かって一歩一歩近づいている」と話した。

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1960811 0 ニュース 2021/04/05 05:00:00 2021/04/05 05:00:00 2021/04/05 05:00:00 幕末に焼失した京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)「鷹山(たかやま)」の再建に取り組む鷹山保存会(京都市中京区)は21日、2022年7月に約200年ぶりの巡行を目指すと発表した。 写真=保存会が公表した鷹山のイメージ図=作図・中川未子(よろずでざいん)2018年6月21日複写 同月22日朝刊「祇園祭の山鉾 鷹山 22年復活目指す 1864年 禁門の変で焼失」掲載 ★紙面掲載画像は「CMYK」★ https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210404-OYTNI50017-T.jpg?type=thumbnail

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