読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

弁当と安心 高齢者に宅配

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

女性宅を訪れ弁当を手渡す川野社長(伏見区で)
女性宅を訪れ弁当を手渡す川野社長(伏見区で)

伏見の薬局 採算度外視で運営

「孤立状態から助けたい」

 伏見区に、独居高齢者ら希望する人の自宅に地域限定で弁当を無料配送する弁当屋がある。採算度外視の取り組みで、伏見大手筋商店街近くの薬局が運営。コロナ禍で孤立しがちなお年寄りを、医療と食事の両面から支援する狙いがあるという。(葉久裕也)

 3月に開業した「金太郎弁当」は、日替わり弁当(税込み648円)を1日約50食販売する。連日食べてもいいように管理栄養士らに献立の助言を仰ぎ、パプリカの酢みそあえ、高野豆腐のカレー風味のフライ、エビとブロッコリーの中華いためなど多彩なおかずを提供。飽きのこない工夫も凝らしている。5月10日からは、人気の唐揚げ弁当も二つ目のメニューに加えた。

 運営するのは、京都市内などで5か所の薬局を展開する「メタルファーマシー」(伏見区)。開業のきっかけは、薬剤師の川野義光社長(37)が4年ほど前、足が不自由な70歳代の男性宅に薬を届けに訪れたことだった。

 室内はごみが散乱。日々の食事を菓子パンだけで済ませていた。認知症が疑われ、明らかに生活の支援が必要だった。その後の症状悪化を機に担当のケアマネジャーと相談し、男性は高齢者施設に移ることができたが、川野社長は「同じように困っていても、孤立したままの状態の高齢者がたくさんいるはず。なんとか助けられないかと考えるようになった」と振り返る。

 大手ドラッグストアなどでも弁当販売を導入する動きが広がるが、昨年8月、空き店舗を見つけた瞬間にひらめいた。「コロナ禍の中、弁当配達まですれば、もっとつながれるはず」。無料で取り組むと決めた。

 弁当を週3回届けてもらっているという無職女性(75)は、「数年前に一人暮らしになってから、ほとんど料理をしなくなっていた。何もしなくても届けてくれる弁当は味付けがちょうどよく、野菜も多くとれるのでありがたい」と感謝する。川野社長は「ゆくゆくは配達先の高齢者の服薬状況を確認し、助言もできれば」と話している。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2108140 0 ニュース 2021/06/08 05:00:00 2021/06/08 05:00:00 2021/06/08 05:00:00 女性宅を訪れ弁当を手渡す川野社長(午後6時6分、伏見区で)=葉久裕也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210607-OYTNI50022-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)