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天授の感性 劇場へ投影…京都芸術大生 プロと映画制作

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劇場のロビーに天草のかかしを設置する学生たち(下京区で)
劇場のロビーに天草のかかしを設置する学生たち(下京区で)

「のさりの島」 京都シネマで公開、全国へ

 京都シネマ(下京区)で11日、京都芸術大映画学科の学生とプロのスタッフが共同制作した映画「のさりの島」の公開が始まった。学生が映像制作の手法を学びながら、劇場公開を目指すプロジェクト「北白川派」から生まれた作品だ。順次、全国で公開される。(三味寛弥)

 京都で初公開になる映画は2時間9分。「オレオレ詐欺」をしながら旅を続ける若者が、詐欺の標的にした高齢女性と共同生活を営む様子を描いたヒューマンドラマだ。熊本県天草市の寂れた商店街を訪れた若者は、だますつもりで近づいた楽器店を経営する女性になぜか、孫として受け入れられ、生活をともにすることになる。

 「のさり」は天草地方の方言で「天からの授かりもの」を意味し、地元の人々は、いい事も悪い事もすべて否定せずに受け止めることを、この言葉で表現するのだという。

 ウソから始まった、2人の不思議な交流の背景にも、この方言が醸し出す天草の空気がある。

 昨秋公開予定だったものの、コロナ禍で延期になっていた。監督、脚本を担った山本起也教授(55)は「公開を待ちわびて準備を進めてきた学生の熱量を感じてほしい」と話す。

 プロデューサーに天草市出身で京都芸術大副学長の脚本家・小山薫堂さん、脇役に俳優の柄本明さんを招いた制作には、学生約20人がスタッフと役者として参加した。2019年2、3月に現地で撮影し、宣伝や配給など公開までの一連の流れを実践を通じて学んだ。

 公開前日の10日、京都シネマに学生らが集まり、来場者に楽しんでもらおうと、劇中で象徴的な存在として登場させた、天草地方のかかしを並べた。

 助監督を務めた4回生の天木皓太さん(21)は「プロの現場は刺激的で貴重な機会だった。精いっぱい力を注いだのでぜひ見に来てほしい」と話す。

 上映は7月1日まで。料金は一般1800円、60歳以上1200円、大学生以下1000円など。問い合わせは京都シネマ(075・353・4723)。

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2118402 0 ニュース 2021/06/12 05:00:00 2021/06/12 05:00:00 2021/06/12 05:00:00 劇場のロビーに撮影に使ったかかしを設置する学生たち(下京区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210611-OYTNI50023-T.jpg?type=thumbnail

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