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<Tokyo2020+>攻めた輪夢 ラップ鼓舞

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自転車BMX男子フリースタイル・パーク決勝で演技する中村輪夢選手(東京・有明アーバンスポーツパークで)=守谷遼平撮影
自転車BMX男子フリースタイル・パーク決勝で演技する中村輪夢選手(東京・有明アーバンスポーツパークで)=守谷遼平撮影
中村輪夢選手(右)と、応援歌を制作したANARCHYさん (c)Naoki Gaman/Red Bull Japan
中村輪夢選手(右)と、応援歌を制作したANARCHYさん (c)Naoki Gaman/Red Bull Japan

 BMXフリー・パーク5位

 会場には憧れの人から贈られた曲が流れていた。東京五輪の新種目として採用された自転車BMX男子フリースタイル・パークで5位に入った右京区出身の中村 輪夢りむ 選手(19)(ウイングアーク1st)。この曲を励みに大けがから立ち直り、大舞台に臨んだ。(有留貴博)

 信じれば大舞台でビッグエアー

  怪我けが して大事な物は見つけた

 困難がないLIFEは不自然だ

 俺様は超一流プレイヤー

 演技中、流れていたBGMは「HIGH AIR」。ヒップホップの曲をバックに華麗なトリック(技)を披露した。

 自転車の部品「リム」が名前の由来。元BMXライダーで、BMXショップを経営する父・辰司さん(46)が名付け、英才教育を受けてきた。キッズクラスの国内大会を制し、中学生でプロに転向。2019年ワールドカップで年間総合1位を獲得し、東京五輪のメダルを視野に入れた。

 しかしコロナ禍で五輪は延期に。昨年9月、ジャンプで着地した際、左足かかとを骨折した。競技を始めて初めての大けが。BMXに乗れなくなり、リハビリに苦しんだ。

 そんな中、思いもよらぬサプライズがあった。大ファンのラッパー・ANARCHY(アナーキー)さん(39)から、新曲「HIGH AIR」の提供を受けたのだ。

 同じ京都出身。恵まれない環境から日本を代表するラッパーにはい上がった生き方に憧れた。中学生の時から練習時に曲を聴いて気持ちを高め、演技のBGMにもしていた。

 「肉体的にも精神的にも苦しむ輪夢を励ましてほしい」。所属マネジメント会社の塚田邦晴代表(39)の依頼を受けたアナーキーさんは「力になれるのなら」と曲の制作を快諾した。

 得意の高いジャンプはただでさえ恐怖心を伴う。けがでさらに増すかもしれない。何とか克服してほしい――。塚田さんから伝え聞いたアナーキーさんは、歌詞にその思いを刻んだ。

 逃げも隠れもできないから

 乗り越えていく試練は

 何の ため なら死ねるか

 分かれば 恐怖は消えるさ

 実戦復帰となった今年5月の大会で初めて演技中に「HIGH AIR」を流し、得意の高いエアを披露して優勝。復活を印象づけた。

 中村選手は1日、9人中8番目で滑走を行った。1回目から果敢に攻めたが、途中で足をついてしまって得点は伸びず。メダルをかけて臨んだ2回目は大技を次々と成功させ、高いエアも見せたが、スコアは85・10点と上位の90点台に及ばなかった。

 演技後、悔しさをにじませた中村選手。ただ、けがから復帰しての大舞台に立ち、アナーキーさんに対しても「けがをしている時に(曲を)作ってもらった。同じ京都のかっこいい先輩に応援してもらってうれしかった」と感謝した。

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2253292 0 ニュース 2021/08/02 05:00:00 2021/08/02 05:00:00 2021/08/02 05:00:00 自転車・BMX男子フリースタイル・パーク決勝で演技する中村輪夢選手(1日、有明アーバンスポーツパークで)=守谷遼平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210801-OYTNI50017-T.jpg?type=thumbnail

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